実家の母が、



もう、戻って来なさい、

あなたの家なんだから。


何度かそう言った。


確かに私は意外にも本当に傷を負っていて、

たまに思い出すと怖かった。


結婚生活が、客観的に見て、本当に怖いと思う時があり、少しトラウマを抱えた。



傷ついて生きてきた私だからまだ耐えられたが、

どうしても一緒に居る時はその怖さに気づけないのがもっと怖かった。



2月4日は、立春。

春の始まりで、1年の始まりでもある。



少しだけ寒さ和らぎ



ガーデンシクラメンもたくさん芽をつけた。

少しずつ根付いて来てる。




今度のキャンプに向けて自分の好きな夕飯を作り




彼との約束もなかなか信じられないほど傷ついたことを知った。


どうしても苗字でしか私は呼べなくて、


あの時会えなかったら、

私はきっと実家へ帰っていたと思う。


キャンプでずっと前から顔見知りだったけど、

当然連絡先も知らず、


あの満月の時にした指切りだけ本当に信じた。


そんなに女慣れしてないのが分かるようになり、


それでも目を見て

「僕はあなたを守ります。僕はどんなことも耐えます」

「僕はあなたが好きです」

「愛してます」


とだけはハッキリ言うけど、どうしても信用するのが怖かった。


それでも彼は言葉と行動が伴っていて、

優しいだけじゃなく強かった。


節分が来て、立春。


月日が経つのは早い。


「絶対に信じてもらえるように証明していきます」

わたしは少しずつ癒されていった。


もう誰も好きになれないし、わたしは人を幸せに出来ない女だと十分分かったのに、


またずっと一緒に居たいと心の底から思ってしまったけど言えなかった。


少し前に薬指のサイズを聞かれた。

まさかね……。



どうしても信じることが出来ない。




もうすぐバレンタイン。

そんなにもう男の人に尽くしたくない。

それでも多分いちばん辛い時支えてくれた彼に、

プレゼントしようかと思った。



この花の形してるやつが1番美味しいんだよね。

私の好きなお菓子。

銀座ウエストのお菓子を取り寄せようと思った。




もうすぐキャンプに行ける。

デュオキャンできる。


彼は新しく購入したオガワst-2

わたしはスノーピークアメドS

 




その日はもう一人じゃない。

もう一度わたしは信じてみる。



最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます(_ _)