少し前から気づいていたけど、
どんなに放って置いても元気だったガジュマルの木、
弱ってた。
色々やったけどどんどん葉が弱っていって、
帰ってきて部屋の荒れようが
私たちの関係を投影してた。
夫婦の関係が悪くなると必ず植物は弱る。
幸福の木
そこに幸せはなく、誰もいない寒い部屋を見て、
何だったんだろう、今まで……。
こんな部屋にいつからなったんだろう。
虚無感でいっぱいになり危うく気を失いそうになった。
こんな悲しい結末を迎えるなら、
お互いになぜここまで傷つける必要があったか、
話し合うことも出来ず、
すぐに別れるべきだった。
私はやはり常に1人だった。
けど一生懸命苦手な掃除や食事を作ってた時までは部屋も明るかった。
乗り越えなければならないこの辛さはお互い様だ。
私は出ていく。
もっと早く出ていくべきだったけど分からなかった。私が悪いと思っていた。
彼は気づかないだろう、
それでも小さな新芽が出て生きようとしているこの植物達のことなんて見えてないだろう。
憎しみと怒りと、悲しみでいっぱいなのは
分かる。
それは自分の心の中に居て自分自身でアンガーマネジメントできるようにならないと、
全部壊れてしまうよと、
伝えたとしても、
きっと伝わらないだろうと、
彼の全てに何も望まなくなった私は空き缶やペットボトルを捨てた。
心の中にある新芽を見つけて欲しい。
私は見つけたよ。
いつか、
それが育つこと、
そんなふうになるように私は私らしく生きたい。
固定観念は全て取り払って、
普通の生活の中にこそ、
それはある。
あと少しの彼との時間はきっと無駄であり無意味でしかなく、一刻も早くお正月休み明けを待ち、
買ったお守り、もうひとつのうさぎの形の御守りを持って、去ろう。
挨拶くらいは出来ると思っていたけど、
彼の傷も相当深く、
私が触れると余計傷が抉られるなら、
早くここから立ち去ろう。
最後までお付き合い下さり大変ありがとうございます。