いつも一緒に居るのに、


けいごくんという人はいつしか私の1部のように感じてたけど



なんだろう、見慣れた体、少し大人になった顔、

私に触れる手、私を見る目が、



昨夜他人に見えた。

最近ずっと感じてたけど、


私は1人。私は私。


けいごくんが切り離された。完全に。


なんだろなこの感じ。

けいごくんと、初めて会ったような、だけど知ってるから接してる感じ。




けいごくんにキスされて恥ずかしくて体を思わず隠した。



けいごくんは、慣れた手つきで私を扱うけど、とても恥ずかしかった。




朝になってもなんだか、けいごくんは、夫。

今までの事が夢見たい、



今初めて会ったようなそんな感じで、


素敵だね、痩せたね。少し大人になったね、


って私が言ったら、





けいごくん

ε٩( ◎∀◎)۶зフェーイ!!


って子供みたいにいつものように

はしゃいだから、



笑った。






私はどうして、この人と今一緒にいるんだろうって、


見慣れた景色なのに、

結婚生活がぼんやりしてきて、

チャペルウエディングすらぼんやりしてきて、



顔面麻痺に前なった時の右耳が、


はっきり聞こえて、

現実感がより強くなり、



これが私だ。

いま、私だ。

何年も眠ってたかのような感じ。




ずっとみてた、いつから?

けいごくんと話すのが恥ずかしくて、

でも嬉しくて、




やべ、早めに病院いこ。

と、思った。

今日予約日変更しよう。


主人格というのがいるなら、


私だ。お願い







最後までお付き合い頂き大変ありがとうございます。