私は変人すぎるとおもう。



だけど仕事に行けば皆

「ちょっと変わってるよね、面白いよね、天然がすぎるよね。」



いつからそう振る舞えるようになったのかな。



心が苦しい時はなにかに没頭したり本を読んだり、そうやってやりすごしてきた。




今までになく、けいごくんとやっと2人とも自然体で、仲が良い。



多分1番幸せな時なのかもしれない。



だけどそれが実感できないのは、フィルターはかかってないのに、現実なのに実感できないのは、


けいごくん

「最近俺たち仲良いな」



……うん。



解離してない、私なのに、実感できないのは、それは



味わったことの無い、安心感と、幸せに

戸惑っているからだと思う。わからないもの。こんな感じ。これが壊れるんじゃないかという不安もない。



そして私が私でいれて、隠すことなく、けいごくんも、「ヤベー奴」ってわかってるのに、


もうそれを周りにも隠さない。






結を育てた記憶。あれは私が味わったことを被せた人格と知って



消えつつある。


結の1枚だけ残した写真を見て涙が出た。


彼女の身代わりにも会えない、縁の切れた今、

何か少し


心が軽くなった。


まだ明るい月を見て、

近くのお寺の鐘の音が聞こえて、



完全に私はそれを認めた。



私が私を見ていた人格が弱まってきた。

この病気は調べてもなんだかよく分からないし、皆それぞれ症状が違うから、どうしていいか分からなかったけど、



こうやって事実を受け入れるまで居てくれたんだと思うようにした。



全くもって狂っている。


我ながらヤバいやつだなって思った。



だけどみんな、私と接してる人はそんなこと知らなくて、


「新婚はいいな」とか、「幸せで羨ましい」とか、

私の車のナンバーを見て、「こっち慣れた?」


とか普通に話しかけて普通に答える。


私はなんて不幸なやつだったんだろうって思ってたなんて誰も知らないくらい、派手な顔つきで、



因果関係、ブッダや瀬戸内寂聴読んで何とか耐えてきた。



そしてやはり、知っていたなら何故もっと早く治療をうけさせてくれなかったとか、

改めて今まで我慢していた不満が込み上げてきた。


私は、弟や母は大好きだ。

だけど、みんなの犠牲者だ。○○家の犠牲者だ。


改めて

また


あの人に対してだけ、あの色女に対してだけ、死んでもなお


狂おしく憎しみを抱いた。

やはり許せない。


そして私は悪くない、あいつのせいだ全て。


初めて、人のせいにしたら、



ものすごく楽になった。



私はやっぱりおかしいけど、

だんだん本来の私に近づいている気がした。




自分用 





Pちゃんお役立ちpick

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