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前回に引き続き2戦目の感想。
※がっつりネタバレします。
○初日
・3人、3人、3人、4人のグループ分けをして議論。
・最初のグループからキンバリー、3番目のグループから山口さん、ぼんぼん、最後のグループから児玉さんが能力者co。
→キンバリーと山口さんが霊媒師、児玉さんとぼんぼんが予言者co(児玉→大野○、ぼんぼん→山口○)。
→ここから人狼の山口さんが意表の予言者スラ(山口→ハイラム○)。キンバリーを真確定させる。
・3-1になったのを見て狂人の大野さんが霊媒対抗co。
・ぼんぼん目線は山口狂人、児玉人狼となるため、「狂人の山口さんが霊媒師を確定させ、狼のいる予言にスライドしてくるか?」という推理によりぼんぼん偽が濃厚となる。
・大野さんを人間と見ている児玉さんは「キンバリーは大野さんだけでなく自分とも戦う必要がある」と発言。
→この時点で真狼狼-真狂の陣形は予想しづらいため仕方ないミスリード。
・狼側としては、キンバリー・ぼんぼんの決選投票でキンバリーを吊りたかったところか。しかし狼目線もどちらが狂人かわかりづらい。
・個人的には、3-2なら予言者「真狼狂」より「真狼狼」のほうが強いと思う。
→予言者による黒塗りの選択肢が広く、真の予言者への吊り誘導もしやすいため。lwが見つかったとしても、他2人の狼が別の村人へ黒塗りすることもできる。
・じゃいさん「こんなに能力者coがいる人狼大会は…」
→lwなのにめっちゃ村っぽい挙動。
・キンバリーとぼんぼんのパッション対決。初日のこの盤面では正確な推理をすることも難しく、パッションに頼らざるをえないか。
・「アルティメット人狼ってそういう感じなんですね~?(笑)」
○2日目
・キンバリーがぼんぼんへ黒、大野さんがぼんぼんへ白。人狼は大野さんが狂人と気づく。
・山口さんがサミーへ意表の黒出し。初日のスライドに続いて奇手2連発。
・村も大野さんを真目に見ておりキンバリーが吊られる。
→児玉さん目線も昨日と変わらず大野さんを真、キンバリーを狼と推理。
→ぼんぼん狂人、山口さん人狼の推理なら大野さんが真に見えるのも仕方ないか。
→初日の大野さん霊媒coが好手。ここまでは山口さんの予言スライドも狙い通り決まっている。
○3日目
・2戦目のクライマックス。
・山口→眞形×。結果騙りco(山口→サミー○)。
→予言スライド、サミーへの意表の黒出しに続いて3回目の勝負手。かなりの勝負手。
→日を跨いだ結果騙りは基本的に偽と見られがち。結果的にはこの勝負手は不発だったように見える。
→予言スライドとの整合性をとる意味では、初日にぼんぼんとのラインをはっきり切っておき、前日にサミーに黒も出さず、信用勝負に持ち込む路線も有力だった。
☆結果騙りの有効性
→前述の通り、結果騙り(とくに日を跨いだ場合)は偽と見られがちである。では、結果騙りが有効になる条件は何か。
①:真の予言者が処刑されている
→狼と狂人、もしくは狼と狼が残っている場合なら、偽2人が自由に盤面を操作できる。真の予言者にlwを見つけられる懸念もないため、狼の動きがかなり自由になる。
②:①を満たし、かつ仲間の能力者騙りの真目を上げられる場合
③:自らの真目を下げて、lwを黒囲いする(勝負手)
⇒基本的に、①②を満たすことが結果騙りを有効にする必要条件だと思う。付随的に③を行うことでlwの潜伏を助けるパターンもあるが、これは勝負手。
・偽目に見られた山口さんが処刑され、遺言でじゃいさんを非難。
→口調が怖い。えりコパス降臨。
・児玉さんは、「騙りで黒出しをして自分が噛まれたら黒先の村人が黒塗りされるから、真予言ならしない行動だ」と主張。
→これは一理ある。結果騙りcoをできなくなれば、全予言者目線でlwが白くなってしまう可能性もあるから。
→ただ、この盤面ではぼんぼん目線のlwが見えないので、その懸念はない。山口さんが真予言の場合に騙るメリットがあったか否かは別。
○4日目
・児玉さん(予言者)と大野さん(狂人)が「真-真」に見られ、lw吊りの方針になる。
→大野さん目線は児玉さんに吊り誘導できないのがきつい。狂人目線はぼんぼん狼(キンバリーの黒先)が透けるから山口さん偽と判断すれば児玉さん真に見えたはずなので、山口さんに白を出して児玉さんと対立するのも有力だったか。
・完全グレー高橋さんのBGcoがナイス。児玉さん目線のlwが確定で見つかることになった。
・じゃいさんが吊られて人間勝利。
○結論
色々な戦略があっていいと思うので、「結果騙りco=偽確定」を図式化したくはないと思っている。
真予言者の結果騙りが有効になるのはどのようなケースか。時間があったら考えてみたい。
えりコパス
(完)
遅ればせながら先日のアルティメット人狼2周年記念の感想を。
※ネタバレを含みまくります。自己責任で読んでください。
ちなみに、タイムシフトはこちらから視聴できる。
アルティメット人狼チャンネルは過去の人狼放送をアーカイブで公開しているので、人狼ファンにはオススメである。
チャンネル登録を強く推奨する。
では感想を。
まず初戦。
○初日
・自己紹介で歌った古川さんへ謎の黒塗り。思考をしっかり落としてたのに票を集めるのは理不尽だろうな。
・人狼のキンバリーが1票目宣言をして役職coの伏線を張る。
・ハイラム役持ち透けてた?
・メイソン、じゃいさんは目立った気配なし。この時点ではメイソンの予言騙りは予想できなかった。
○2日目
・人狼のメイソンが素村の古川さんへ黒出し。
・それを見た狂人ぼんぼん、メイソンを真予言と推理し古川さんへ白出し。
→予言を騙るなら他の村目な人への黒出しも有力だったか。しかし、誤爆だと苦しくなる。
→古川さんが人狼の場合はいずれ吊られるが、真予言のメイソンもいずれ噛まれる。ならば狂人は潜伏or霊媒騙りで様子を見るのも有力だった。
・メイソンとぼんぼん、どちらを信じるかで二手に分かれる。
→ここで仲間のキンバリー、じゃいさんがぼんぼんの側につき、メイソンが不利な形勢に。
→キンバリーが霊媒騙りをする予定ならメイソンとラインを切らず古川さんを吊るように誘導し、ライン戦に持ち込むのも有力だった。
→ここはメイソンの側についた高橋さんを怪しい位置に落とす。
・ここはキンバリーが信用を勝ち取り真霊媒の真形さんを吊る。
○3日目
・ぼんぼん噛まれる。人狼目線でも真予言に見えたのだろうから仕方ない。
・メイソンは真をとりにいかず人外co。
→真予言を失ったことで村も思考停止した感がある。この時点でlwのじゃいさんは疑いを向けられていない。
・古川さんが村置きされ、満票でメイソン吊り。
・この辺りから山口さんに謎の潜伏狂人疑惑が…。
○4日目
・古川さん護衛でgjが出て大野さんが狩人co。
→coの必要があったかどうかは微妙なところ。霊媒は決め打てない盤面なので翌日にcoするのも有力だった。
・キンバリーはメイソンに黒判定。この時点でほぼ真霊媒と同様の働き。
→メイソン真のラインを構築しないのであればキンバリーは潜伏しておき、真形さんを後でゆっくり噛むのも有力だった。
・結果的に人狼のキンバリーをしっかり吊る。
○5日目
・古川さん連続噛み。この時点で、サミー・高橋・児玉・じゃいの4人に2縄を使える盤面となる。
・サミーが突如、挙動考察から児玉さんをlwと推理。ここのミスリードが痛かったか。
・児玉さんが人狼なら、前日さほど疑われずに高橋さんに吊り誘導できたはず。それをしなかったのは児玉さんの白要素。
・行動からはっきりした白要素のないじゃいさんが村置きされているのが不思議だけど、現場では村っぽい雰囲気を出していたのだろう。
・サミーの気が変わり高橋さんへ投票。メイソンの側についていたのは確かに黒要素だろう。
・lwであるじゃいさんが確白の二人とともに決戦を見守る不思議な構図のすえ、児玉さんが吊られる。
○6日目
・山口さんが狂人co。思えばこれが、えりこパス化の布石(?)だったか。
・すかさずサミーが人狼co。
→この時点で私もサミーが人狼に見えた。山口さんにもそう見えたのだろう…。
・高橋さんは村人co。山口さんの村騙りを察した?
・じゃいさん、謎の「自決します」発言。
・サミーが人狼なら高橋さんに2票目を重ねることができたし、高橋さんは村人coしていた。冷静に考えればじゃいさんが狼と推理できたかも?
・「人狼殺せるよ!私、村人!」
○結論
村人は負けたものの、個人的には最終日にpp盤面で村人coした高橋さんがMVP。
山口さんの狂人coのおかげで人狼はあと一歩まで追い詰められた。あれがなければ三つ巴でカオスな戦いになった末、サミーか高橋さんが吊られたと思う。
ハイラム(´;ω;`)
(完)
身内切り(※)の有効性について。
※予言騙りの狼から狼への黒出し、狼から狼への投票、狼から狼への吊り誘導・黒塗り等の行為の総称を「身内切り」とする。
前提として、狼陣営が仲間を吊ろうとする行為はセオリーに反する。
人狼ジャッジメントのデフォルト9人村なら2回、アルティメット人狼の13人村なら3回、村人を吊れば(狂人を噛まない場合)人狼が勝つ。村人に吊り誘導して縄を使わせるのが基本的な勝ちパターンだ。
それでも身内切りが有効なのはどのような場合か。
また、どのような身内切りは有効でないか。
☆身内切りが有効なケース
・霊媒師が確定している、あるいは村目線で狼仲間が確実に黒と見られている盤面での狼仲間への投票・吊り誘導
→村目線で「狼を吊った村人」としてのアピールが可能
・予言騙りの狼が偽目で見られている場合の狼仲間への黒出し(黒囲い)
→対抗の予言者を噛んでおり、予言ローラーされるのが確実な盤面が望ましい。
★身内切りが有効でないケース
・霊媒師に対抗がいるor既に死亡している場合の狼仲間への投票・吊り誘導
→対抗の狂人が狼に白を出して本当の結果がわからなくなれば、貴重な仲間を失っただけになる。
・真の予言者に占われる懸念がある盤面
→せっかく身内切りをしても真の予言者から黒出しをされてしまえば自分も吊られる可能性が高い。
・村人を吊ってしまえば勝ち確定の盤面
→1人の村人に吊り誘導してしまえば勝てるのだから仲間を切る必要がない。
身内切りが有効になるのは、上記☆を満たしていることが必須条件である。
仮に☆の条件を満たしている盤面であっても、「盤面が見えていない村人」を演じ、村人に吊り誘導するという選択肢もある。すなわち、☆の条件を満たすことは必ずしも「身内切りをしたほうがいい」ことを意味しない。
私の経験則では、「身内切りが有効なケース」自体が実は珍しい。
さらに、「身内切りをしたほうがいいケース」は極めて稀だと思う。
逆に、★の条件に当てはまるのに身内切りをしてしまうのは逆効果だ。
私の対戦経験を振り返ると、狼が損な身内切りをしてしまって結果的に不利になっているケースが意外と多い。
(とくに「人狼ジャッジメント」では不合理な身内切りをよく見かける)
当然ながら、村人には誰が狼か見えていないため、推理で真実を見極めるしかない。
役職coをしていない狼は「潜伏狼」と呼ばれるが、潜伏狼は潜在的に「村人騙り」をしているのだ。
それならば、潜伏狼は「盤面が見えていない村人」として間違った推理を述べ、村人を吊らせることが勝利への基本路線となる。
○結論
中途半端な身内切りをするよりは、議論で仲間を庇ったほうが勝ちやすい。
身内切りは、応用的な戦略として位置づけるべきである。
というか普通にみんなで生き残って勝ちたい
(完)