ヤン・シュヴァンクマイエルを初めて知ったのは、TVの旅番組だったと思う。
その頃、チェコに旅行したかするかの頃で
チェコで活躍するという映画監督の彼に興味を持ったのと、
「頭がニワトリの人間」がワッサワッサと空を飛んだ映像が印象深かったのと
監督を訪問した女優の「緒川たまき」が、のちに雑誌マリ・クレールで
その時のことを綴っていたのを読んだので、完全に覚えてしまった。
逆にいえば、それだけである。
だから、人の多い日曜日の原宿へくりだしたのだ。
この「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 ~映画とその周辺~ 」へ。
コラージュと、ちょっとグロテスクな作品の印象ばかり持っていた。
期待通りのそれと。
もっとグロい・・・というか、人間の「恥ずかしい」部分をえぐりだして
それを形にし、映像化した作品と。
時々マリオネット作品があったのが、いかにもチェコらしい。
実際に、わたしたちが手で触れることの出来る作品もあるよ。
非日常を味わえるこういう美術展、好きである
※東京は今月19日まで。10月7日から「京都文化博物館」で開催されます♪