今年のノイエ・カンマー・コール 定期演奏会は第20回、そして創立25周年と節目にあたる。
そこでH指揮者がこれまでに歌った曲のうち7曲ほどを、ひとつのステージにのせる予定。
そのうちの1曲として、この日は、高田三郎さんの曲集で「心の四季」から1曲目の「風が」を歌った。
2002年の演奏会でPonkoも歌った。
実はこの曲、とても好き
吉野弘さんの歌詞も切なく美しいし、その歌詞に高田さんがシンプルに、心に響く曲をつけているのだ。
ソプラノを除いて下の3パート(アルト、テナー、バス)で冒頭の「春」の部分を歌ってくれた。実はこれだけで曲としては成立する、ソプラノはこのしっとりしたハーモニーにうま~くのせてくれ・・・という指示だったのだが。
聞いていたソプラノのPonkoは、ちゃんとイメージをつくらないといけないというこの指揮者の意図に反して、ただ泣けて泣けてしようがなかった(泣かなかったけど)
前回UPした「異動」だが、実は自分でもここまで気持ちがついてこないほどに、関西に愛着をもっちゃってるとは思わなかった。だから、情けない話だが子供みたいに異動ヤダヤダ~、会社ヤダヤダ~と「ヤダヤダ病」に罹っていた。
感情も敏感になっていた。阪急電車で三宮行きに乗れば、“この風景を見るのもあとどれくらいだろう”と車内でポロリと涙こぼしたし、ウチで泣きながらブッ○オフに出す本を選んだりと、今思っても3月下旬ころのPonkoはおかしかった。
ようやくこの「おかしい時期」を越えた矢先のこの曲、ノイエのサウンドに思わず・・・「スイッチ」が入りそうだったのをなんとかこらえ、「水分」は鼻の方に送った(笑) ったく、この曲もってくるかぁ?!とH指揮者には個人的に文句を言いたい(笑)
でもまぁ、秋には涼しい顔してこの「風が」を歌うためにステージにのってることだろう(のるつもり)。
それにしても、この曲は「p」「pp」「ppp」の連続で、2002年に歌ったときはしんどかった曲だが、昨日歌った時はそこまでしんどい感じがしなかった。確かに昨日は、団としても約10年ぶりに歌うからアラ通しだったが、それでもこの間にPonkoもちょっとは成長したかな?と嬉しく思った
これが最初に練習した曲。
そのあとは、MOZARTの「中間試験」と(笑) JAZZで楽しく終わりましたわよん