アラビアのロレンス | ぽんこからのエアメール

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愛媛から出てきてはや○年!
京阪神を中心に、日々の出来事をつづっていたら2011年春に
〝花のお江戸〟にお引越し。
しかーし!2012年3月にふたたび阪神間に舞い戻ってまいりました。
Ponkoの目を通した日常を、どうぞお楽しみくださいませ☆

2011年最初の映画はコレ。

「アラビアのロレンス」

映画は見たことがなくても、この曲は聴いたことがあるだろう。



実在したイギリス人将校T.E.ロレンスがアラブ軍を率いて、当時のオスマントルコ軍に対する反乱を起こし、紅海に面した軍港アカバを奪還したり、トルコ軍の敷いた鉄道を爆破したりして、アラブ人によるアラブ王国建設理想を掲げたが、各国の思惑に翻弄され、結局ロレンスは失意のままイギリスへ帰国する・・・というもの。

第一次大戦辺りの情勢をまーったく知らないので。

なぜトルコとアラブ民族がここまで対立しちゃってるのはてなマーク領土争いはてなマーク
でもなんでそこにイギリスがここまで介入しちゃってんのはてなマーク
「イギリスの秘密外交」ってヤツがあったか、これかはてなマーク

話が進むにつれて、これは・・・
ロレンスという、英雄に祭り上げられた一人の英国人将校の、心の葛藤の物語だと感じるようになった。

彼は軍人である前に、アラブ一帯を専門とする考古学者で、アラビア語に精通し、アラブ人文化の理解者でもあった。
それでも部族社会であるアラブ人らを、部族の垣根を越えてまとめ上げ、彼らの習慣を尊重しながらの作戦遂行は、素晴らしい手腕ながらもそれはそれは大変だビックリマーク
そんな中で彼の心身も次第に荒廃してゆき、遂には全てを投げ出す(としかPonkoには思えない!)格好でアラブから離れてゆく。
いったん関わったのなら最後までやれ!と叱りたいところだが、なんせ背後にはあらゆる国々と部族とのやり取りが複雑に絡み合いもつれ合いしながら、しかも進行してってるもんだから、ロレンスは半ば追放される形だ。
途中ロレンスに失望しながら見ていたPonkoだったが、まぁ仕方ないかな・・と思うようになる。

その中で、この映画の舞台はほぼ「ALL砂漠」である。

どこまでも続く砂の山々、神が造った最悪の地ネフド砂漠の地平線、紅海の美しい海(海の中は色とりどりの珊瑚や魚でいっぱいなんだよね?)、乾いた砂漠に突如現れるスエズ運河・・・
これらの風景が映画館の大きなスクリーンで見られて、本当に良かった音譜
そしてその中で、ロレンスが着ていた白い衣装の映えることといったらビックリマーク


途中休憩が入っても4時間ほどあったこの映画。
見終えた後Ponkoの身体は、色や潤い、刺激を求めていたのだろう。
ドラゴン・レッド・リバー」(←好き)で
トムヤムクンフォーとマンゴージュースを頂いた音譜
※映画の半券で、マンゴージュースはタダですポイント。

※「午前十時の映画祭」より