第三の男 | ぽんこからのエアメール

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愛媛から出てきてはや○年!
京阪神を中心に、日々の出来事をつづっていたら2011年春に
〝花のお江戸〟にお引越し。
しかーし!2012年3月にふたたび阪神間に舞い戻ってまいりました。
Ponkoの目を通した日常を、どうぞお楽しみくださいませ☆

ウィーンの旅行ガイドブックには、必ずと言っていいほど
「プラーター公園の観覧車観覧車」と共に紹介される映画『第三の男』。

実は、Ponkoが初めてヨーロッパ旅行で訪れた土地がウィーンだった。

その時同行してた〝先生〟が、“観覧車に乗らなきゃ!”と、
この映画のことも楽しそうに話してたのだが、Ponkoはチンプンカンプン。
以来、ずっと頭の片隅にはあったのだけど・・・

ようやくこの映画を観る機会に恵まれたラブラブ

映画冒頭部分、4分18秒。テーマ曲が流れる。
この楽器がチターであることも、チターがオーストリアの民族楽器であることも
何も知らなかったけど、この曲はぜーったい誰もが聞いたことある!
某ビール会社のCMで使われたし、阪急の梅田発最終発車前にかかるメロディーだ!




いやー!大変面白かったっ!!

ある殺人事件をキッカケにストーリーが展開してゆくのだけど。

第二次大戦直後のウィーンの時代背景が興味深いし
ウィーンの大きな建物の壁や、巨大地下下水道に浮かぶ人影、
暗闇からあっと驚く「ご本人」登場シーンにみるモノクロならではの迫力と魅力、
英語とドイツ語の掛け合い、主人公の男と女性とのやりとり、
フランス人警官が、連行する女性に「マドモアゼル、口紅です」と手渡すシーンをはじめ
ちょっと笑えるシーンが随所に。
個人的には、夜の闇を走る、石畳を鳴らすちょっと重たい靴音がたまらなく好きです。

最初こそ“あらちょっと古臭いかしら”なんて思ったけど
すぐにそんな心配は吹き飛び風

今でも十分!!通用し、楽しめる映画ですにんまり

※「午前十時の映画祭」より