セラフィーヌの庭 | ぽんこからのエアメール

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愛媛から出てきてはや○年!
京阪神を中心に、日々の出来事をつづっていたら2011年春に
〝花のお江戸〟にお引越し。
しかーし!2012年3月にふたたび阪神間に舞い戻ってまいりました。
Ponkoの目を通した日常を、どうぞお楽しみくださいませ☆

セラフィーヌの庭


フランスの女性画家、セラフィーヌ・ルイの半生を描いた作品。


彼女は、10代の頃奉公に出されたパリの女学校で働いていた折

デッサンの授業を観察することで、美術を学び始めたとある。


しかし本格的に描き始めたのは、「守護天使から啓示を受けた」という

40歳になってから。彼女は熱心な信者だった。


それらの絵が、一人のドイツ人画商ウーデに見いだされる。


しかし絵に値段がついた時から、様子が変わってくる。


一言で言えば、彼女があまりに純粋すぎた為なのだが・・・




画家を題材にしている為か、それともフランス映画だからか

ワンシーンワンシーンが、本当に絵画のようキラキラ


配置のバランスがとてもいいし、

台所の様子や光の具合は、フェルメールの絵を見てるみたい。

セラフィーヌの水浴シーンも、川、森の風景に彼女の肌の色やたるんだ身体・・・

このシーンに似た絵があったなぁなんて連想してしまう。


何より彼女自身の絵の色使いと迫力に圧倒される。


あれを描ける人間は、やはりどこか、超越してるところがあるのだろうなぁと

ため息が出る。

(ちょっとね、色使いがジミーちゃんの絵に似てるのヨ)


観てよかったと思える、満足な映画でしたラブラブ


※神戸「元町映画館 」にて