以前からお読みいただいている方には重複するところがあること、お許しください。
私は妊娠高血圧症候群で息子を人工死産しました。
6ヶ月の健診で尿蛋白4+、むくみも4+ぐらい。
大きな病院に転院になって、2〜3週間様子を見ていくんだろうなと思っていました。
だから入院になったときもそんなに緊迫した感じではなくて、
病院にいれば安心だねぐらいの感じでした。
その日に男の子ってことがわかって、主人は「一緒にサッカーができるね」と嬉しそうでした。
母に入院してると電話をしたら、「そんなことかと思った」と言われ、腹が立った。
主人が帰ったあとに血液検査の結果が出て、
母子ともに危険な状態。
妊娠の中断を勧められました。
21週ちょうどだから、考える時間はあまりなくて、遅くとも3日後までには決めなければいけない。そう言われました。
その時の私は何故か冷静で、
22週を過ぎていたらどうなっていたか。
→全力で生命の維持にあたった
早めにわかっていたらどうなっていたか
→考える時間が伸びるだけで結果は同じ
ということを質問して、
翌朝家族が来られるなら同じ説明をしますと
言われた。
私は、今回を最後の不妊治療にしようと思っていますと伝えました。
私は主人が自宅にたどり着いたのを確認してから(車だったので)、
先生に言われたことを伝えました。
「このままだと赤ちゃんも私もだめかもしれないって。」
今これを書きながらも涙が出ます。
主人と私は、その時すでに、赤ちゃんを諦める選択をしていたような気がします。
主人はその時点でそれからろくに食べることも寝ることもできずに翌朝を迎え、
両親も来てくれたところで先生からの説明がありました。産婦人科の先生2人、研修医1人、母性内科の先生3人、看護師さん2名が立ち会っていたと思います。
あまり時間はないですがよく考えて相談して決まったら教えてくださいと言われ、
主人と両親と私の4人部屋に残りました。
両親は、これはあくまで自分たちの意見で、最終的には二人で決めることだけど、と前置きした上で、私の体が大事だ。ということを何度も伝えてくれました。
それは嬉しかったけど、私と主人と赤ちゃんの気持ちは?と思った。
あんなにたくさんの先生が集まって話してくれるんだからかなり深刻なんだよと。
私は、結局自分たちの考えを押し付けるんだねといった。
父は、じゃあ他にどんな選択肢があるのか言ってみろと言った。
私はわからないと答えた。
そんないい選択肢があったら悩まないし。
選択肢は一つしかないようなものだったけど
スッキリ決められない状況で、昨日までは元気に生まれてくることを信じていたのにいろんなことが急展開すぎて
気持ちがついていかないのに、
その気持ちに寄り添ってはくれなかった。
今ならわかる。なんとしても娘である私を守りたかったんだってこと。
気持ちに寄り添う余裕なんてなかったんだってこと。
私だってなんとしても息子である赤ちゃんを守りたいと思っていたから。
でも、あのときはショックだったよ。
その日両親が帰ったあと、私達は先生に決断したことを伝えた。
その日から処置は始まった。
両親は毎日やってきた。
私達との温度差半端なかった。
こちらはこれから息子とおわかれしなくちゃいけない。
両親は娘が助かればオッケー。
死んだ孫には興味がないんだな。まだ生きてるのに。
赤ちゃんに会いたいかと聞いても興味なさそうにしてたもんね。
のんきな面会に私はイライラして、血圧も上がった。
そこでいかっても仕方ないから(更に血圧上がったら大変だし)我慢した。
出産後ものんきな面会は続き、とうとう私は言った。
「来ないでほしい」
それでも2日後には「元気ー?会いたいなー」なんていう軽いメール。
自分の親かと思うと悲しくなった。
ご両親が一緒に火葬に行ってくれたとか、
命日や誕生日にお花を送ってくれたなんて話を聞くと、うらやましいなーって思う。
私も主人のお母さんが遺骨に手を合わせに来てくれたり、
死産を経験した人が息子の名前を聞いてくれたり、初節句に人形を送ってくれたりして嬉しかった。息子の存在を大切にしてもらえて嬉しかった。
そういう諸々の気持ちを
親にわかってもらいたいって思っていたけど、
無理なんだなってことに気づいた。
でも、出産した病院のカウンセラーさんも、前から通っているカウンセラーさんも、
両親に伝えたほうがいいという。
だから手紙を書いた。
あのときは腹がたった、
あのときは傷ついた、
ショックだった、
悲しかった。
相手を責めないように、自分の気持ちを伝える手紙。
でも送る勇気がない。
ももちゃんの1歳の誕生日ぐらいに送ってみようかなと思う。
何を今更、と言われるかもしれない。
全然伝わらないかもしれない。
余計傷つくことになるかもしれない。
でも、伝えずにいつまでも距離をおいているだけじゃなくて、
伝えることが、ももちゃんを大事にすることにもつながるのかな。
もう少し時間があるからよく考えてみよう。
出せない手紙になっちゃうかもしれないけど。
自分の中でも消化しきれていない気持ちが少し変わる可能性があるなら、
勇気を出して送ってみるのもいいのかもしれない。
私には主人とももちゃんがいるんだから。
がんばろ、お母さんなんだから。

