自分の想像を事実かの様に話したり、安倍絶対支持+TPP絶対反対という矛盾したスローガンを掲げたりと色々あるのですが、その中で"参議院選挙まで我慢せよ"というテーゼについて取り上げたいと思います。
これは
現在、安倍総理は党内基盤が弱い為、参院選まで反発が起こるようなことが出来ない。だから、選挙に勝つまで我慢しよう。
という話ですが、安倍総理が党内240人の反対派を押さえつけてTPP交渉参加したことで色々な矛盾を引き起こしました。
水島氏は言います。
今の安倍政権は基盤が弱い。だから交渉参加を拒否すれば、アメリカに潰される。参院選に勝てば、長期政権になり安倍はTPPに反対する。そもそも、TPPへの参加を拒否出来るのは安倍晋三だけである。
私はこの話の理屈が全く分からないのですが、この話が全部事実だとしましょう。その前提で考えても、もし私がアメリカだったら今、安倍政権を潰します。
つまりこういう事です。
安倍政権は参院選前なら潰せるが、参院選に勝てば潰せなくなる。
↓
安倍総理はTPP反対の立場で参加に反対出来るただひとりの人間である。
↓
アメリカは勿論日本にTPPに参加して欲しい。
↓
TPPに交渉参加した安倍はもはや用済みである。
じゃあ、いつ潰すか？
今でしょう！
となると思うのですが、どうでしょう？
そもそも、水島氏がよく述べているアメリカはいつでも日本の政権を潰すことが出来るという陰謀論自体が胡散臭いのですが、それが参院選に勝てば潰せなくなって全てがうまくいくという参院選万能論もおかしいでしょう。
しかし、水島氏は安倍総理のTPP交渉参加表明会見を見たと思うのですが、あれを見てどうして安倍総理がTPP反対派だと思えるのでしょうか？
「これがTPP交渉に参加出来るラストチャンスです」と言った言葉を持ち出して、あれは「戦後レジームからの脱却がラストチャンスという意味だ」と曲解しているわけですから言葉が無いです。
早く水島氏には目覚めて欲しいものです。
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