こんにちはニコニコ

 

昨日はバレンタインデーでしたねチョコ

うちは毎年恒例のガトーショコラを焼き、

夫が買ってきてくれたイチゴを添えて食べましたいちご

我ながら中はしっとり外はさっくり焼けて美味しかったし、いちごは甘酸っぱくて美味しかったですニコニコ

 

 
安定のブレブレ感(笑)
机のタイルが…ネガティブだったので消しましたよだれ
 

 

 

チョコ

 

 

さて、先週は私の大大大好きな辻村深月先生原作、敬愛する原恵一監督の映画

 

『かがみの孤城』が金曜ロードショーで地上波初放映されました!!!パチパチパチパチニコニコ

 

辻村深月さんは言わずもがな、大人気な作家さんですが、原恵一監督は子どもたちに伝えたいメッセージ性のある、とても心に残る素晴らしいアニメ映画を作られる監督さんです。『クレヨンしんちゃんモーレツ大人帝国の逆襲』で有名な監督さんです。

 

私は監督の『河童のクゥと夏休み』を初めて観たとき、あまりの感動に映画館で号泣し、あまりに好きすぎてクゥのぬいぐるみ付きDVDも購入し(笑)、以来毎年夏になると必ず観てしまうほど大好きな作品です。

 

他にも森絵都先生原作の映画『カラフル』など子どもたちのリアルな心情と現実世界の残酷さを丁寧に扱いながらも希望のあるラストに描いてくれる素敵な作品がたくさんあります。

 

決して大袈裟な表現を使わずに、自然の移ろいを大切にして、人間の繊細な心の機微を表してくれる監督の静かな映画が大好きです。

 

そんな原監督が、かがみの孤城を映画にしてくれたんですよ!!!!

 

もう嬉しすぎて、私は当時(二年前)映画館に走りました。

パンフレットは売り切れてて、唯一手に入れたポストカードは宝物です(笑)

 

そして、念願の地上波での放送!!

 

観ました。

二年ぶりに観ました。

 

はぁ……、

 

やっぱり最高でした!!!!

 

なにが最高かって…

私の語彙力では表現できない(笑)

のでこれしか言えません……が、

 

全部良かったです!!(笑)

 

私なんかよりよっぽど素晴らしい解説を書かれている方がいらしたので、こちらをぜひご覧ください(笑)

 

 

あらすじも今回は端折りますにっこり

ざっと感じたことを書きます。

 

かがみの孤城を読み(観)終えると、決まって心がじんわり温かくなります。

生きる場所は違っても、みんな心のどこかで繋がっているから頑張れる。

こころ達の生きる時間の先に、みんなの未来が繋がっている。

だから今を懸命に生きよう!というラストは勇気をもらえます。

 

いろんな事情で学校に行けないこころ達の、心の拠り所となる【かがみの孤城】は彼らのかけがえのない居場所であり、そこで紡がれた仲間との絆は心の中の(たとえ忘れてしまっても)宝物となって彼らの人生を支え続けてくれます。


最終的にかがみの孤城は、ある人物が約束を破ったことにより二度と入ることが出来なくなってしまうのですが、離れても彼らの絆はしっかりと結ばれ続けます。


そんな宝物を持つことができてよかったね、とこころ達に言いたくなって

一緒に嬉しくなります。

 

それは私たち人間が本来、みんな持っている心の【安心安全な場所】なんですよね。

 

それが心の中に根差すことが出来た時、初めて人間は前を向いて、自分の事を信じて他の人も信じることが出来て、生きていくことができます。

 

今の日本は、この安心安全な場所がない子どもや大人がたくさんいる気がするんです。

 

自分を信じることが出来ない、だから人が怖い、憎い、些細なことで嫉妬する、弱いものを苛める、自分を虐める、自分と他人との境界線がない、そんな人間が増えてきている気がします。

 

だから、こころ達のような【かがみの孤城】のような場所が、本当は必要なんだよな…と映画を見ていて感じました。

 

同じ痛みを分かち合える仲間がいることの心強さ、は先日の心理学を受講した仲間たちとの空間でとても感じました。

 

家族とは違う、自分と同じ心の苦しみをもつ人たちと共に語る空間のほっとするあの安心感。

 

あぁ、こころ達はきっとかがみの孤城の中で、こんな安心感で、心強さでいたんだろうな、と二年前に映画を観たときには感じなかった感覚を持ちました。

 

自分が弱い人間である…と思い込んでいるけど、本当はそうじゃなくて、環境のせいだったりするんです。(全部ではないけど)

それを全部自分のせいだと思い込むから苦しくなる。

本当はそうじゃないんだよ、よく頑張ってきたね、と言ってもらえる場所が本当は家庭や学校にあればいいんですけどね…。

でもきっと難しいことなんでしょうね…。

 

途中から脱線してしまいました(笑)

 

 

不登校の理由は様々で複雑で、いじめも学校教育の在り方も様々で、

子どもを育てること、教育とは、正しさとは、強さとは、

【かがみの孤城】は様々なことを考えさせられる物語なので

ぜひ色んな方に読んでもらえたらいいなぁ…と思います。

 

子どもたちの心の悲鳴も苦しいけども、リアルに描かれていて、

不登校、いじめは単純なものではないし、親子問題の根深さや、愛情の示し方とは、大人のエゴ、子どもの残酷さなど、ほんとうに色んなことを感じるお話です。

 

そして、物語が進むにつれて明かされていく謎が、つぎつぎとピタッとはまる爽快感はたまりません(笑)

 

大好きな物語です。

 

そして、原恵一監督の静かで美しい世界観の映画をご覧いただけたら嬉しいですニコニコ

 

 

 

こころとオオカミ様を描いてみましたニコニコ

アニメのこころのような儚さと線の細さが表現できず…途中から開き直りました(笑)

 

「君を、ひとりにはしない」てフレーズが好きです。

 

みんな、孤独がいちばん怖いんだよね。

 

 

 

かがみの孤城を観た後に浮かんだ歌

羊文学【光るとき】

 

『永遠と思えるものに、苦しんでばかりだね』『すべてを生きてやれ』『何回だっていうよ、世界は美しいよ』『君がそれを諦めないからだよ』『君のまま光っていけよ』

 

こころ達や自分自身に言ってあげたい言葉がいっぱい出て来て、ボーカルと演奏の透明感に心が癒されます昇天

 

 

あ、「平家物語」もおススメです(笑)

 

 

 

それでは今日はこのへんで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

今日もみなさんの素敵な願いが叶いますようにニコニコ虹