こんにちはにっこり


今季最大の寒波が到来しましたが、風邪などひかれていませんか?

インフルエンザとコロナも再び流行っているそうです。

気を付けても気を付けようがないのですが…気を付けたいですね!予防




さて、私はというと先日久しぶりに映画を観てきましたニコニコ



※今回は漫画と眞栄田郷敦の話で異常なテンションになりますのでお気をつけください(笑)



「ゴールデンカムイ」を観てきましたラブ




(ブレましたよだれ)


ゴールデンカムイ(略してゴカム)は以前ヤングジャンプで連載されていた、アイヌ民族が隠した金塊をアイヌの少女と和人の青年が協力して探し出す…という、アクションとサバイバルと明治時代の歴史と文化とアイヌ文化が融合した結構グロテスクで変態的な漫画なのですが、私はこの漫画が大好きでして(笑)





綺麗な絵柄とアイヌの少女アシリパさんの佇まいの美しさに惹かれて読み出したのですが、それ以上に物語が複雑で面白く、それぞれのキャラクターたちの生きざまに哲学があり、それぞれがその道を進むに充分すぎる理由があり、立場が変わればそのどの道を選んでもきっと正解なのかもしれない……と思わせる、すごく人間くさくて、人間て面白いなぁ……と思わせてくれる漫画なのです。



和人(日本人)とアイヌ民族の立場の違い、文化の違いがもたらすものの違い…が対比として描かれていて、私たちの現在は和人がアイヌを追いやった結果の未来だけれども、もし明治初期のあの時代に、アイヌの文化をもっと尊重し、共存し合うという未来を選んでいたら…日本はもっと思想的にも自然界に生きる生き物としても、もっと豊かな種族になっていたのかもしれない……とか、そういう想像をかき立てる、壮大なロマンを感じる物語です。



主人公は和人の青年「杉元佐一」とアイヌの少女「アシリパ」さんですが、二人の行く先には、同じ金塊を狙う帝国陸軍第七師団の鶴見中尉とその部下たちや、北海道を独立国にしようと目論む土方歳三(ゴカムでは生存している)の一派が登場し、金塊のありかを示す手段として、網走監獄の囚人たちの身体に刻まれた刺青(刺青人皮)を集める…、その過程で味方になったり裏切られたり騙し合ったりしながらそれぞれの信念の為に戦う物語です。


何気に、明治時代の歴史文化やアイヌ文化についてとても勉強になるのも魅力です。


アイヌ民族についてそれまでは、『歴史の教科書で簡単に書かれていた昔北海道に住んでいた先住民族』くらいのイメージしかありませんでしたが、ゴカムの中のアイヌ民族は自然を愛し、自然と共存しながら全てのものを神(カムイ)と崇めて大切にし、豊かな精神世界を持って平和に生き生きと誇りを持って暮らしていた事を知りました。


命あるものを殺し食べる、という事のありがたさを教えてくれました。


今の日本人のような自然を破壊して森を切り開いて町を作る…ような考え方ではなく、自然の中で生かしてもらっている、自然と動物たちの中に自分たちもいるのだ…という感覚を持っていたアイヌ民族の在り方は、これからの日本に必要な感覚なのではないか…と思います。


そういうアイヌ文化へのリスペクトがとても感じられる漫画なのです。


そして旅の途中でアシリパさんが教えてくれるアイヌ民族の知恵や、美味しい鍋料理(オハウ)やチタタプ(笑)やオソマ(笑)…を食べている時のアシリパさんと杉元のやりとりが面白く、くすっと笑える見所となっていますニコニコ


(アシリパさんの変顔も見所です)





あと可愛い北海道の動物たちもたくさん出て来ます!(今さら)



アシリパさんを始め、キャラクターがみな魅力的で、男性キャラは軍人というだけあって皆ガチムチでカッコいい(でも変態ばかり)です(笑)


なので、実写映画版は役者さんが皆さん綺麗すぎてちょっと……どうかなぁ………?と思うところは正直あったのですが、細い……というところだけ目をつぶれば概ね原作通りになっていたので良かったです(笑)


そうそう、アクションが本当に凄かったです!

特に山﨑賢人さん!!の身体能力の高さは目を見張りました(笑)

戦闘シーンが迫力満点で凄かったです!

「俺は不死身の杉元だあぁぁぁ…!!!」の雄叫びはこちらの理想通りでしたニコニコ


あと眞栄田郷敦(愛を込めてごうどんと呼ばせていただきます)君の尾形もよかった(笑)

ごうどんは以前NHKの「かなかな」というドラマで知って以来ファンなのですが(笑)

正直、杉元はごうどんにやってほしかった…!!!昇天


ごうどんは姿形が美しく…特に目が…目が一度見たら忘れられない魅力的な目をしています!

(さすが千葉真一氏のご子息!)


そして単に目が綺麗なだけでなく、温かみと優しさがあって、目だけで感情を表現できる素晴らしい役者さんなのです!

そしてコミカルな演技も上手(笑)


なのでアシリパさんを優しい目で見守り、アシリパさんと変顔をする杉元は、ごうどんしかいない!!

と心底思っていたので、まさかの尾形役…と知った時はがっかりしました……ネガティブ


でも、尾形役のごうどんも素晴らしく尾形らしくて最高でしたよ!(笑)

杉元と戦う構えが原作通りで笑ってしまうほどに(笑)





お話も、序盤から1/4程までの分量を上手に違和感なくまとめられてて凄い!と思いました。


何より、北海道の美しくも厳しい自然の写し方が幻想的で素晴らしかったし、アイヌ民族の持つ優しさや温かさ、アシリパさんの凛とした美しさがスクリーンいっぱいに広がっていて大満足でしたニコニコ



結構血生臭い物語なので、映画実写だと更にグロテスクさを感じたのですが、アシリパさんの純白と紫の着物と髪と大きな瞳がそんな残酷な世界のミューズのような、1滴の清涼剤のような役割を果たしており、神秘的でほっとする存在でした。



あ、ほっとするで思い出しましたが、白石役の  矢本悠馬さんがとても上手な役者さんで、白石が登場するだけでほっとするしワクワクするし、とても楽しい気持ちになりました(笑)


白石はピエロ的な役割のキャラクターですが、実はとっっっても重要な役割を果たす人物でして(笑)




こちらの想像する白石以上に白石らしい白石で、本当に素晴らしかったです!ニコニコ

期待を超える白石を見せていただきました!


矢本さんが白石を演じてくれて本当に良かったなぁ……と思いました(笑)




そして最後に、我が愛するアシリパさんを演じてくれた山田杏奈さんラブ




もうもうもう…想像通りのアシリパさんでしたようぉぉぉ…!!!


姿形も立ち振舞いも話し方も声も何もかもがアシリパさんでした!!!


原作ではアシリパさんは13歳くらいの設定なのですが、山田杏奈さんのアシリパさんは年齢不詳な感じでとても良かったですラブ


お目目がくりくりしてて綺麗なロングヘアーで、馬に乗ったり走ったり、熊に向かって毒矢を放つ姿もかっこ良くて美しくて……


杉元にオソマを食べさせられる顔も最高にアシリパさんでした笑い泣き


アシリパさんとレタラ(白い狼)が並ぶと、本当に雪の世界から現れた神様みたいで神々しくて、あの美しさは漫画でもアニメでも感じられなかった美しさでしたおねがい



インタビューの記事をみると、とても熱心にアイヌ文化や原作について学んでくれたようですし、それがスクリーンの上でもの凄い説得力をもって証明されていたなぁ……と感じました。


凛とした美しいアシリパさんを演じてくれてありがとうございます昇天と終演後、思わず拝んでしまいました(笑)



他にも語れば止まらないのですが、牛山とか二階堂とか鶴見中尉とか舘ひろしとか…(笑)


止めときます!




あ、意外にも60代くらいのおじさま達が一人で観に来てる率がかなり高くて驚きましたにっこり





はぁぁぁ……、

今回も長くなってしまいました魂が抜ける

申し訳ありません。


最後まで読んで下さったかた、ありがとうございました!


今日はまっきーではなく、ゴカムアニメでお気に入りだった二期のオープニングを貼っておわりにします(笑)


映像でだいたいどんな世界観かお分かりになると思います(変態がいっぱいです)


 



あと愛するアシリパさんを描いてみました!

アシリパさんの少女らしい愛らしさが描けず悶え苦しみました…が、アイヌの紋様がとても楽しく描けましたニコニコ


マキリ(ナイフ)に写っているのは杉元ですにっこり





2年前にゴールデンカムイの展覧会に行ったくらいにはオタクなのでお許しください……

(はしゃいでいます…)





お目汚し失礼しました泣き笑い




それでは、今日も皆さんの素敵な願いが叶いますように流れ星