こんにちはにっこり

 
相変わらず食欲の無い娘犬ですが、どらやきだけは別腹らしく🥯(特にセブンイレブンの生どら焼きは格別のようで)、これだけはばくばく食べます(笑)
 
一応獣医さんにも確認しましたが、「全く食べないよりはマシ!」との事で、食べ過ぎて膵炎になっても怖いので2日に1度半分をご褒美として与えています汗うさぎ
 
どら焼き効果で少し肉付けが復活し、福福とした顔に戻ってきたのが嬉しいです💕
 

 
(夜にそっと撮影したので画質が悪く…不安)
 
こう見ると全然患っている様に見えませんね…むしろ太ってみえる(笑)
 
あと、
 

 
手で顔を引っ掻くのでカラーを購入しました。
 
なにか言いたげな顔をしています爆笑
 
かわいそうかな…と一瞬思いましたが、慣れれば良い枕になるようで、ぐーぐー寝てました(笑)
 
そんな感じで、今日も平和なわが家ですニコニコ
 
 
ひまわり
 
 
話は変わりますが、みなさんは高島野十郎さんという方をご存知ですか?
 
突然なんだ?と思われるでしょうが、
今日は野十郎さん(手前勝手ですが一方的に愛着をもって野十郎さんとお呼びしております)の命日なのです。
 
野十郎さんは明治~昭和の油絵の洋画家さんです。
 
晴耕雨描」貫いた孤高の画家、高島野十郎展 高崎市美術館で ...
 
高島野十郎はこんな画家
 
蝋燭の画家、ともいわれています。
 
(この蝋燭の絵は野十郎さんがお世話になった方々に気持ちとして贈られたもので、ほとんど譲渡という形でしか出回っておりません)
 
高島野十郎はこんな画家
 
高島野十郎はこんな画家
 
好きな画家・高島野十郎~見れば見るほど遠のく絵~ | 白い紙
 
写実的でありながらそのモノたちを通して見つめる人間の温度を感じる温かみと、どこか宗教画のような、ふわふわとした浮遊感というか…魂が空に吸い込まれていくような祈りにも似た、不思議な感覚になる絵をお描きになられる方です。
 
高島野十郎はこんな画家
 
泣きたくなるほど切なく、懐かしい気持ちになる風景画はとても細かく書き込まれ、ひとつひとつに命が宿っているような煌めきを感じ、命に対する真摯でひたむきな愛と優しさを感じる絵が私は大好きなのです。
 
高島野十郎はこんな画家
 
高島野十郎はこんな画家
 
(画面越しでは伝わらないですが、本物を見るとその細やかさ、温かみ、柔らかさ、空気の透明感、香り、背筋を伸ばしたくなるほどの神秘的な精神性の高さを感じます)
 
一心に、写実の「実」へ 孤高の洋画家・高島野十郎 奈良で関西初 ...
 
野十郎さんは九州は久留米に生まれ、東京大学農学部水産学科を主席で卒業された後、画家になり、晩年は千葉の柏(増尾)にアトリエを構えられ、野田の特養施設で亡くなられました。お墓は市川と久留米に分骨されてあります。
 
私は、柏~神戸の以前には九州の鳥栖に住んでいたのですが、川を挟んだ隣は久留米でして、たまたま偶然その頃開催された野十郎さんの展示会を訪れ、その緻密で繊細で優しく温かい野十郎さんの絵に魅了されてしまい、以来ずっとファンなのですニコニコ愛飛び出すハート
 
野十郎さんの人生、生きざま、人生哲学を知れば知るほど魅力的で、(生き方は違いますが、人間や自然、生き物全てに対する温かな眼差し、人生観や人間観は宮沢賢治にも少し似ていて自分が好きになるのは必然だったのかなと感じますニコニコ)、思想の根底には仏教への深い信仰があり、それが絵にも表れていて、自然の風景を見ているはずがいつの間にやら自分の心を底を深く潜り混んでいくような感覚になり、魂が浄化されるような、頭の中が静かにしんとなってこれ以上ない豊かさと幸福感に包まれます。
 
うまく言えませんが、
 
『あなたはひとりでいてもいいんだよ。だって周りをみてみれば、こんなにもたくさんの声を持たない命があって、彼らはいつもあなたの傍にいるのだからね』
 
と、孤独を感じがちな私に静かに、そう語りかけてくれているように感じるのです。
 
野十郎さんはその類まれな能力と才能を活かせば、いくらでも何不自由なく暮らせたはずなのに、自分の中の「絵を描きたい」という気持ちにまっすぐ向き合い、誠実に絵を描き続けました。
その野十郎さんの姿勢はとてもかっこよくて、憧れます。
 
『周りを気にすることはない。あなたはあなたの信じるものを大切にしていけばいい』
 
と、野十郎さんの生きざまと絵は、周りに振り回されがちな私に、しっかりとした軸を持って生きる事の気高さを教えてくれるのです。
 
そんな野十郎さんは、決して孤独な生涯だったのではなく、
むしろとても人に好かれる人で、アトリエには色んな方々が訪れ、温かな交流を深めていた…というところもとっても素敵なのですニコニコ
 
 
なんの幸運か、鳥栖~神戸の次の転勤先は柏でした。
しかも、野十郎さんが晩年を過ごした増尾のアトリエに自転車で20分ほどで行ける距離に住居が決まった時は、小躍りしたくなるほど嬉しかったです(笑)
 
柏には5年ほど居ましたが、増尾のアトリエ跡地や周辺は数えきれないほど通いました(笑)
 
とても立派なお屋敷の敷地内にあった野十郎さんのアトリエ跡地には、看板が建てられていて、何度か新しく交換されていたのも、いまだに大切に思ってくださる地主さんたちの気持ちに思えて、とても嬉しかったです。
 
 
 
 
柏で開催された展覧会にも何度も行きました(笑)
 
 
野十郎さんの作品はどの時代のも好きですが、
特に心をもっていかれるものは、柏の増尾で描かれた作品たちです。
 
孤高の画家」高島野十郎展 写実超えた徹底描写(1/3ページ ...
 
(この絵も増尾で描かれた絵だと記憶しますが、
本物を実際にみていただきたいくらい、画面越しでは全く伝わらない細やかさ、木の葉ひとつひとつが木漏れ日の光を反射してキラキラとしている健気さ、秋の雑木林の木々たちのざわめきやにおいがしてきそうな空気感、秋の林の中は温かく、どこまでも進みたくなる奥行きを感じる絵は、野十郎さんの生きとし生けるもの全てへの愛を感じることができて大好きです)
 
そして、「月」と「太陽」の絵は見ているだけで吸い込まれていくような感覚になり、涙が出てくるほど好きです。
 
 
よみほっと 絵ものがたり 9月12日 読売新聞: 松謡堂文庫
 
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生誕130年の孤高の画家 髙島野十郎に惹かれて。早春の福岡で ...
 
静かな増尾の自然の中で、ひとり月や太陽を眺め、描いていた野十郎さんの姿を想像しながら見ていると、なんだかわからないけど無意識に拝みたくなって、尊いものを見せていただいたなぁ…と感謝の気持ちでいっぱいになります。
 
野十郎さんの月や太陽の光は、肉眼でみたものと同じように発光して見えるのがとても不思議です。
でもまぶしすぎず、とても温かな光です。
 
これも、実際にみてください…としかお伝えできないのが歯がゆいですが、
本当に素敵な光なので、ぜひ機会があればご覧になっていただきたいです。
 
私の力では野十郎さんの魅力を全然お伝え出来ないのが残念なのですが、
本当に素敵な画家さんなので、ぜひ一人でも多くの方に知っていただけたら嬉しいです照れ飛び出すハート
 
 
福岡県立美術館では野十郎さんの作品を常設展示されているので、お近くの方はぜひ一度足を運んでみてくださいラブラブ

 

野十郎さんの紹介動画ですにっこり


 

 

はぁ…語りすぎてしまいましたね(*´Д`)笑
まだまだ語りつくせないほどの想いがありますがこのへんにしておきます(笑)
 
 
 
野十郎さん、素敵な絵をたくさん残してくださってありがとうございましたニコニコ飛び出すハート
 
 
 
ひまわり
 
 
それでは長くなりましたので、今日はこのへんで。
最後までご覧いただきありがとうございました。
 
今日もみなさんの素敵な願いが叶いますようにニコニコスター