こんにちは
毎日酷暑で体が大変ですね
我が娘犬もやや夏バテ気味で食べムラがひどいです…（でもしっかりぽちゃっとしてます
）
↓動物病院の待合室にて涼む娘犬(笑)
夏バテ、夏風邪に気をつけてこの夏を乗りきりたいものですね
さて、
先日ジブリの話題作「君たちはどう生きるか」を観ました。
※以下ややネタばれがあります。
私が去年読み、大感激した吉野源三郎先生の要素は一切なく
タイトルだけ拝借…という感じでした。
わーん！コペルくんの話みたかったよー！！
という心の声が自分の中からわんわん聞こえますが(笑)
（宮崎駿監督のコぺルくんを観たかったです）
（ジブリの絵とコぺルくんの世界観はマッチします！）
（とても一生懸命にコペルくんが自分と向き合い人生の目的を模索する姿と、叔父さんの人格に感銘を受けました）
（段々日本人が失いつつある大義や大志とは何かについて。人格形成について学べる素晴らしい本でした）
仕方ありません。
黙って最後まで観ました。
結論からいうと、
一度観ただけではよくわからない内容でした(笑)
なんだかトトロとラピュタと千と千尋とナウシカとハウルを合わせたような、
盛り沢山な内容でした(笑)
随所に上記に挙げた作品を彷彿とさせる映像が飛び込んできて
単純に視覚で楽しめました
お話の筋はシンプルなようでしたが、
(父親が再婚し環境が変わった主人公が亡くなった実母を求め、
異世界へ行き心の成長をして現実を受け止め戻ってくる)
タイムリープやパラレルワールドが同時進行で行われる為、頭が混乱しました(笑)
内容全部を理解しようとすればするほど難解な袋小路に入るような…
（私は考え込んでしまい迷宮入りしました
）
最後は一応ハッピーエンドでしたが、なんだったんだろう…あれは…？？
と考え続けてしまう要素が散りばめられていた為、鑑賞後もやもやとした余韻が残りました。
（でも楽しいものを観たという充足感はありました。不思議(笑)）
夢の世界と現実と、この世ではない世界が入り混じり、
これは主人公の白昼夢だったのかしら…？？？？
と、なんだかぼんやりとした気分になる不思議で幻想的な映画でした。
色んな見方ができそうな映画で、頭の中が絶えず忙しい状態になりますが
面白かったですよ
色んな方が解説されている中で、
「宮崎駿監督の頭の中を見ているようだ」という感想をよく見ますが
まさにそれがピッタリな表現だと思います。
イメージだけどんどん与えられ、その解釈は無限で我々にゆだねられている…。
説明がほとんどないので、正解がない。
世界大戦時下の日本が舞台の為、反戦、鎮魂の思いも感じられますし
コロナ禍の世界を映しているようにも見えますし
人間の死生観を再確認させられるようにも見えますし
単純に少年の冒険活劇にも見えます。
もしかしたら宮崎駿監督の少年時代の追憶なのかも知れません。
人間のもつ悪意について考えてほしいのかな…なんて事も感じました。
色んなとらえ方のできる作品だと思います。
ゆえにこちら側は永遠に考え続けてしまう…という
スルメのような楽しみ方ができる映画だと思いました(笑)
かわいい生き物もたくさん出て来ますしね
内容はどうやらジョン・コナリーという児童文学作家の
「失われたものたちの本」の要素が強いようでして。
読んでみたところ、確かに冒頭の始まり方や主人公の設定、物語の筋書きなどは一緒でした。
途中のエピソードなどは全く違うので、そこは宮崎監督の不思議な世界感
さすがだなぁ！！と思いましたが、
原作を読んだ方が、主人公の心情の変化や、なぜその行動に至るのかがよく理解できるので
映画で「え！いきなりどうしてそんな！！」という驚きが無くなると思います(笑)
原作はダークファンタジーのジャンルだけあって、
かなり残酷な描写が多く、これはほんとうに児童文学なのだろうか…と思うところも多々ありました
しかし、主人公の頭の回転の良さを生かした機転に感心したり、勇気をふり絞る姿に心が動かされたり、助けてくれた人々との別れを通じ、彼の心の成長がとても丁寧に描かれているので、読みごたえは抜群でしたよ！
最後に向かうにしたがってどんどん謎が解き明かされ、主人公の選んだ選択の結果がもたらす幸福感は筆舌に尽くしがたいものがありました。
ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」がお好きな方はハマると思います
映画を観る前に、一読するのもおすすめです(笑)
ではでは今回はこの辺で。
噂のアオサギを描いてみました(笑)
アオサギの正体にビックリしますが、なかなか愛嬌のある愛すべきキャラクターでした
(声にもビックリしました)
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日もみなさんの素敵な願いが叶いますように