時間は夜の8時。ぽんじろう家は朝が早いので、基本的には8時には皆寝室に向かう。

もうそろそろ寝室に行こうかというタイミングで、組長の電話が鳴った。


組長:「この番号誰だろう❓」

番号は知らない番号だった。


組長が電話に出る。

しばらくやり取りをしていたが、電話を切る真際に

「分かりました。今から出て向かいます。」

と、話すのが聞こえた。

電話が終わると組長が着替えを始めた。



私:「この時間から出掛けるの❓」

組長:「うん」

私:「何かあったの❓電話誰から❓」

組長:「大崎さん。何があったのかは分からないけど、今からすぐ会って話ができないかって」


私:「大崎さん❗❓❓❗❗❓💦」




大崎さん…


アラマの親の中で、私が全く頭が上がらない女性である。

入部直後、私は先生から吐かれる毒にやられ、


先生:「ハァー❗おたくとは会話にならないね❗言葉が通じないようだ❗」




と、浜川の端で込み上げる殺意と戦う私に

マスクをしていても美人と分かるショートカットの女性が話し掛けて来た。



美人:「こんにちは、気を悪くしないでね。」


当時、先生から嫌味を言われ、毒を吐かれ、その度に切れそうになる私を救ってくれたのが大崎さんである。


本当に彼女が居なかったら、


さっさとアラマを辞めていたか、


先生の頭を引っぱたいて追い出されていたか、


そのどちらかだったとつくづく思う。




先生が不機嫌だと、先生の毒の殺傷力が上がるため、他の母親達に毒をまき散らさない様、組長は先生のご不快緩和作業におわれる💧






ご不快緩和作業…


通俗的に言えば「ヨイショ」のことである。



「ライスの時なんて、アラマが上位独占だったじゃないっすか~✨✨」

「群馬でアラマキッズ知らない陸上関係者なんて居ないですよ✨」  


大体こんな会話3~5ターン位で、先生のご不快は緩和される。所要時間的には5分から10分くらいか。




現役アラマキッズの方は、後日「アラマキッズで生き残れ❗先生の取扱い説明書」を復活させるので、是非読んで自分が不愉快な思いをしない様に努めて欲しい。





組長はこうやって簡単に先生の機嫌を取る。(私はお世辞がめっちゃ苦手なのでもうマジ無理)

ライスカップでアラマが上位独占しても、先生が走った訳じゃないじゃん、とか言っちゃう私(笑)


さて、そんな風に簡単に機嫌を上向きへ解決する組長でさえも、先生転がしの達人である彼女の前ではまるで素人の様に感じる。





組長が叩くヨイショの太鼓はこのレベル⬇


笛も吹けるらしい。









でも、達人になるとこのレベル⬇

















組長と大崎さんでは、

もう、そもそもの格が違う




私が1番驚いたのが、

アラマキッズの2大義務❗白馬クロカンを欠場したいと言いだした親が居た時、先生はめちゃくちゃ不機嫌になった💧


先生に話し掛けたら即毒殺されそうな雰囲気だった💧
《前のブログに書いた先生の血鬼術💧》

浜川の室内練習場で、私は今の先生には絶対話しかけまいと心に決め、また先生から話しかけられない様に身を潜めていると、


そこにたまたま用事で現れたのが大崎さんだった。


大崎さんは浜川のエントランスを、何も恐れる事なくツカツカと先生に歩み寄り…











数分後、





先生:「ワーッハッハッハッ❗そりゃ言い過ぎだよ❗」



突然先生の笑い声が聞こえて来た滝汗❗❗



《 続く 》