上野駅から常磐線特急ひたち3号に乗り福島県にある泉駅に向け出発!
福島県は南北に連なる阿武隈高地と奥羽山脈を境に西から「会津」「中通り」
「浜通り」に分けられ、異なる気候風土のもと、3つの地域は
さらにそれぞれ6つのエリアに区分されます。
それぞれ各所旧跡や郷土料理、景色など特色が違うので
何度旅しても新しい発見や景色に出会え、素敵な思い出とお土産を
持ち帰ることが出来るところだと感じています
私が今回のツアーでまず訪問したのはいわき市にある小名浜市場
ここで施設の視察をしながら福島県の海産魚介類の安全性や
漁業の現状について詳しく教えて頂くことが出来ました。
原発事故の影響で操業自粛を余儀なくされていた福島県。
県によるモニタリング検査の結果から安全が確認された魚介類を対象に試験操業が行われているとのこと。
水揚げ日毎に、各市場で実施しているという自主検査。
この自主検査は消費者である私たちが安心して食べることが出来るようにと
魚業協同組合が独自に行っているのだそうです。
ここで25Bq/kgを超えた検体は県水産試験場で精密検査を行うそうなのですが、
ほとんどが不検出とのお話でした。
ちなみに県漁連の出荷方針では50Bq/kgを自主基準としているそうで
国の基準値である100Bq/kgを超える魚介類を
出荷しないために50Bq/kgという厳しい自主基準をもうけていると教えて下さいました。
県のモニタリング検査は魚介類への放射能の影響を把握するため
原発事故直後の平成23年4月から調査を開始し検体採取、
魚体の測定、放射能検査を行っているそうです
毎週200検体程度、これまでに約4万7千検体、
194種類の海産魚介類を検査(H29.9まで)し
毎週の検査結果を県ホームページに全て掲示するとともに
新聞等マスコミへの情報提供しているとのことです。
参加者からの質問にも丁寧に答えて下さりとても勉強になりました。
続いてふくしまおさかなフェスティバルの会場へ。
漁業調査船「いわき丸」に乗船体験することが出来ました
普段は出来ない貴重な乗船体験
私もしっかり船内見学をしてきました^^
ふくしまおさなかフェスティバルinいわきは販売・試食コーナーの他
サンマつみれ汁など郷土料理のふるまいやサンマつかみどり、
クイズラリー、ヒラメ稚魚放流などなど楽しいイベントが盛りだくさん
マリンクラフトなどの体験コーナーもあり子供たちが楽しそうに参加していました
ふくしまの漁業についてパネル展示がしてあるコーナーもありました。
今秋デビュー!だという福島県が11年の歳月をかけて開発したという
新しいお米里山のつぶを紹介しているブースもありました。