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image by: Shutterstock

アベノミクス以降、景気が良くなると期待していた方も多かったと思いますが、

株価が1万5000円を割り込むなど依然として日本経済は不安定なまま。

景気が上向きになるというのは幻想でしかなかったのでしょうか、

それとも今年こそは良い変化が起こるのでしょうか?

誰もが信じてきた「20世紀のセオリー」が、いま、ゆっくりと瓦解しています。

それは、2008年に起きたリーマンショックで誰もが知るところとなり、

「異次元の金融緩和」で、各国対処療法を繰り返し凌いでいますが、

根本的問題は変らないどころか、世界は「世界が変わって行く速度」に、

もはやついていけていない状態に突入しました。

実は、世界はすでに破綻しているのではないでしょうか?

もう少し正確に言えば、20世紀的世界は、破綻、

もしくは破綻に直面しているのではないでしょうか?


takajyou
高城剛氏

『高城未来研究所「Future Report」
』の著者で、高城剛さんのもとに、

日本の株式市場の今後について読者から質問が届きました。

高城さんからの回答は「かなり厳しい」ものでした。

不動産と同じく、日本の株式も今は「見」の時?
Question


shitumon

いつも刺激的なメールをありがとうございます!

以前、日本の不動産に関して「去年で全て売却、今は『見』の時」とありましたが、

これは株式に関しても同様でしょうか?



高城剛さんの回答

今年から市場の大暴落がはじまりますので、

僕は不動産を昨年までにすべて売却したとお話ししました。

それは不動産に限らず、資産全般を流動化および分散化し、

可能な限り動かさないこと=「見」だとお話ししました。

現在、政府与党の命綱である株価は、

世界がどのようになろうとも、暴落させることは本来的にはできません。

ロイターは「アベノミクスは念仏を唱える準備を」と報じてますが、

それも絶対に内緒です。

日本のマスコミでは、「暴落」という単語を報じることも現在厳禁です。

一方、日本のマーケットが閉まる直前になると、

誰かがどこからか大金を注ぎ、日経225で著しく落ちた代表銘柄

だけを買い支えるような、不思議な現象が起きています。

それゆえウォール街の人たちは、「誰か」のおかげで上手に手仕舞い

できたと喜んでいますが、もう少し処分したいそうです。

また、積み立て年金の直接株式投資の解禁を、

日本の厚生労働省は「与党の判断に委ねる」と責任を放棄しました。

リスクが高いどころか、失敗することがわかってるという証でしょう。

現段階で、20兆円以上溶けますからね。

絶対に内緒のはずです。

10年国債のマイナスは、日本初どころか世界初で、

もはやオウンゴールだと思います。

さて、これらの話は今後どのようになるのか、

僕にはよくわかりませんが、本当に不思議な市場ですよね、

「誰か」の介入がいまも続いてますから。

ですので、ご質問者が政府与党に極めて近しい立場だったら稼ぎどきですよ!

国家(=国民の財産)から友人知人関係者へのバラマキは、

もう少し続くようですから。


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