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アベノミクス以降、景気が良くなると期待していた方も多かったと思いますが、
株価が1万5000円を割り込むなど依然として日本経済は不安定なまま。
景気が上向きになるというのは幻想でしかなかったのでしょうか、
それとも今年こそは良い変化が起こるのでしょうか?
誰もが信じてきた「20世紀のセオリー」が、いま、ゆっくりと瓦解しています。
それは、2008年に起きたリーマンショックで誰もが知るところとなり、
「異次元の金融緩和」で、各国対処療法を繰り返し凌いでいますが、
根本的問題は変らないどころか、世界は「世界が変わって行く速度」に、
もはやついていけていない状態に突入しました。
実は、世界はすでに破綻しているのではないでしょうか?
もう少し正確に言えば、20世紀的世界は、破綻、
もしくは破綻に直面しているのではないでしょうか?
![takajyou](https://stat.ameba.jp/user_images/20160215/22/ponio20/32/c5/j/o0280037313568365795.jpg?caw=800)
高城剛氏
『高城未来研究所「Future Report」』の著者で、高城剛さんのもとに、
日本の株式市場の今後について読者から質問が届きました。
高城さんからの回答は「かなり厳しい」ものでした。
不動産と同じく、日本の株式も今は「見」の時?
Question
shitumon
いつも刺激的なメールをありがとうございます!
以前、日本の不動産に関して「去年で全て売却、今は『見』の時」とありましたが、
これは株式に関しても同様でしょうか?
高城剛さんの回答
今年から市場の大暴落がはじまりますので、
僕は不動産を昨年までにすべて売却したとお話ししました。
それは不動産に限らず、資産全般を流動化および分散化し、
可能な限り動かさないこと=「見」だとお話ししました。
現在、政府与党の命綱である株価は、
世界がどのようになろうとも、暴落させることは本来的にはできません。
ロイターは「アベノミクスは念仏を唱える準備を」と報じてますが、
それも絶対に内緒です。
日本のマスコミでは、「暴落」という単語を報じることも現在厳禁です。
一方、日本のマーケットが閉まる直前になると、
誰かがどこからか大金を注ぎ、日経225で著しく落ちた代表銘柄
だけを買い支えるような、不思議な現象が起きています。
それゆえウォール街の人たちは、「誰か」のおかげで上手に手仕舞い
できたと喜んでいますが、もう少し処分したいそうです。
また、積み立て年金の直接株式投資の解禁を、
日本の厚生労働省は「与党の判断に委ねる」と責任を放棄しました。
リスクが高いどころか、失敗することがわかってるという証でしょう。
現段階で、20兆円以上溶けますからね。
絶対に内緒のはずです。
10年国債のマイナスは、日本初どころか世界初で、
もはやオウンゴールだと思います。
さて、これらの話は今後どのようになるのか、
僕にはよくわかりませんが、本当に不思議な市場ですよね、
「誰か」の介入がいまも続いてますから。
ですので、ご質問者が政府与党に極めて近しい立場だったら稼ぎどきですよ!
国家(=国民の財産)から友人知人関係者へのバラマキは、
もう少し続くようですから。
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