3人目の母子手帳を市役所にもらいに行ったとき、対応してくれた保健師さんが「うちも3人いるんです」とにこやかに話してくれました。


仕事をしながら3人を育てるお母さんが、その当時の私の身の回りにはあまりみつけられなくて。


仲の良い先輩はみな子ども2人まで。


なんとなく、2人目まではもつのを許されるけど、3人目以降は一般的ではなくて、わがままで贅沢な選択のような気がしていました。

とってはいけない選択肢のような気がしていました。


保健師さんがニコニコと子ども3人いると話してくれたことは、このご時世でも3人子どもいていいんだとすごく励まされました。



もう一つ、3人目を持つことに対して私の心に刺さっていたトゲが、2人でも育児にしんどくなっているのに3人目育てられるの?ということでした。


なので、保健師さんに「3人目はもう少し上手に育児したい、できると思うんです」とついぽろっと出てしまいました。

できないかもと思っているからこそ、強がり?願望?なんだか分からないけど、言葉にしていました。


2人目までで子どもへの声かけの仕方や周りに協力を求めること、自分のメンタルの保ち方などあれこれ試してきたし、発達心理とかの勉強もしたし。

そういうのをフル動員して、3人目はもうちょっとうまく育てられるんじゃないか、もっと上手くできるんじゃないかと思ってるんです、

私、育児の向上心が強いんです、という話をしました。


保健師さんは、静かに聴いてくれてました。


聴いたあと、「上手にってどういうことだろうね」と問いかけてくださって。



「小さな子どもは、親がどんな言い方伝え方をしても指示通りに動いてくれるなんてことはない」

「上手くっていのは、もっと楽しく子育てしたかった、したいということなんじゃないかな」


この二つのことを指摘されて、本当にそうだなぁと感じました。



始業時間に間に合うように、登園時間に間に合うように、準備させて出発!

夜は9時までには寝る。

ごはん、しっかり食べてほしい。遊び食べしないでほしい。


子どもに望むけど、上手くいかないことばかり。

子どもに腹が立つし、子どもに腹を立てる自分にも腹が立つし。それを傍観する夫にも腹が立つし。


やらなきゃいけないことに追われて、子どもと過ごす時間を楽しむことができなかった後悔に、その保健師さんの言葉で気付かされたように思います。


気付いたら、窓口で涙が止まらなくなってました。



"子育てを楽しむ"


上手くやろう、改善させてより良くやろう

こういう価値観でこれまでの私は生きていて、自分中心で生活するにはそれで問題もなかったし、そのおかげで乗り越えられたことも沢山あったはず。


でも、子育ては、今の生活状況では、その価値観では苦しい。

また別の価値観を作り上げていかないといけないところに今はいるのかな。


なかなか考え方の癖を変えることは難しいけど、

環境適応していきたいです。


窓口を出る時に、保健師さんにかけてもらった「子育て楽しんでね」の言葉、染みました。


忘れないように。

忘れてもまた思い出せますように。