好きなものを人に紹介するむずかしさ


自分の好きなものを「これいいよ!」と人に紹介するのは、意外とむずかしいものです。

無難なものなら気軽に勧められるけれど、本当に好きな作品ほど「相手にどう思われるか」が気になってしまう。映画や音楽、ゲームなど、趣味のジャンルがはっきりしているほど、紹介するときのハードルは上がります。

特に映画は相手の好みや集中度に左右されやすいもの。字幕付きの作品は「ながら見」だとストーリーを見失いやすく、伏線や細かいギャグが分かりにくくなってしまいます。だからこそ「相手がきちんと向き合ってくれるかどうか」が大きなポイントになるんですよね。

会話の関係性

人と趣味の話をするときの関係性は、大きく分けるとこんなパターンがあると思います。

1. 好きなものが一致して、フラットに盛り上がる

2. 自分の好きなものを紹介して、相手に新しい世界を見せる

3. 相手に紹介してもらって、新しい世界に触れる

4. 話の内容そのものより、相手の話を聞くのが楽しい

どれも大事で、それぞれに面白さがあります。ただ、やっぱり「同じ作品を真剣に見て、同じポイントで笑ったり驚いたりできる相手」がいると、一段と充実した時間になるなと思います。

おすすめできる作品とは?

紹介する作品を選ぶときは、テンポがよくて分かりやすいものが無難です。古い映画やちょっとくだらない作品ほど、自分の中では愛着があっても「どこまで伝わるかな?」と悩んでしまう。だからこそ、そういう作品を語り合える相手と出会えたら、とても貴重なことなのだと思います。

なかなか、そういう気を使わなくていい相手っていないですよね。
難しいなー。