
新幹線大爆破見ました!
おもしろかったのですが………
Netflix映画「新幹線大爆破(2025)」感想:日本流アクションの魅力と限界
本日、Netflixで配信中の「新幹線大爆破(2025)」を鑑賞しました。日本の誇る高速鉄道を舞台にした本作について、素直な感想をつづってみたいと思います。
## キャスト陣の印象
草薙くんの演技はまさに「ポワン」とした独特の雰囲気。相変わらずのその空気感は彼ならではのもので、悪くはないのですが、この作品において完全にハマり役だったかと問われると、少し疑問が残ります。
のんさんもカッコよく描かれていましたが、キャラクターが少し難解で、共感しづらい部分がありました。一方、斎藤工さんは期待通りの存在感。そして、申し訳ないことに名前を把握できていない脇役の俳優さんが非常に良い味を出していて、むしろそちらに目が行ってしまうシーンもありました。
## 展開とアクション
話の展開はテンポ良く進行し、飽きさせない構成になっています。アクションシーンも見応えがあり、日本映画としては上質な部類に入るでしょう。新幹線という限られた空間の中での緊迫感の演出は、確かに見どころの一つです。
## 韓国映画との比較で感じる違和感
しかし、韓国の「新感染 ファイナル・エクスプレス」などと比較すると、どうしても人間ドラマの描き方に物足りなさを感じてしまいます。危機的状況下での人間のエゴや葛藤、生々しさがやや希薄で、「日本映画らしさ」が逆に作品の深みを限定しているように思えました。
登場人物たちが反発し合い、衝突する場面はあるものの、韓国映画で見られるような人間の醜さや極限状態での本性剥き出しの描写が控えめなのです。これは日本映画の作法なのかもしれませんが、緊迫した状況下ではもう少し人間ドラマにエッジが欲しいと感じました。
## 総評
全体としては楽しめる作品ではあったものの、もう一歩踏み込んだ人間描写があれば、より深みのある作品になったのではないかと思います。アクションや展開の面白さはあるものの、キャラクターの内面や人間関係の機微において、やや表層的な印象を受けました。
日本映画のアクション路線としては良作だと思いますが、国際的な視野で見ると、人間ドラマの迫力という点でまだ発展の余地があるように感じます。
★6(満点10)
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*この記事は個人的な感想であり、映画の魅力は人それぞれ異なります。様々な視点からの意見交換ができれば幸いです。*