実話をベースにしたお話

 

1990年代後期

ボストン

新聞社の話

 

ボストンでは、神父さんが協会に来ている子どもたちへのセクハラ・レイプの噂があった。

新聞社としても1,2度は取り上げたけど、彼らが信仰している宗教でもあるし、街全体の問題でもあるので、臭いものに蓋をしていた。

マイアミからやってきた、新しい局長がそれに気がつき、この問題を深掘りしていくと、、、

デスクにバットマンのマイケル・キートン。

新聞記者にハルクのマーク・ラファロ。

 

とにかくテンポがよく、嘘だろと思いながら話が進みます。

被害者もとても病んでいて、かわいそう。

性被害にあって死んでしまった人もいると言う話もされます。

ただ、加害者の神父は、休職をしてまた復帰しているらしい。

神父の職業も過酷なのか?表向き結婚ができないのか?

個人が悪いのか、仕組みが悪いのか、住民がわるいのか、新聞記者も悪いのか、、、

 

自分も見て見ぬふりでいいのか?悪いのか、、、?

 

告発することで仕事を失ったり、不幸になる人もいる。

でもこのまま告発しないと、新たな被害者が増えることになる。

それも子供。狙われているのは、弱い、母子家庭の子供だったりする。

 

いろいろ考えさせられる映画でもあります。

でもエンターテイメントしてるので、面白いです。

見てなければ、ぜひ!

時代も感じますね。1995-2003くらいのアメリカ、ボストンはこんな感じなんだろうな。

新聞社の没落も感じます。

 

 

★9(10点満点)

 

by Punk