学習塾、買収!!
僕の働いていた、塾のオーナーは普段はふらふらしてるのですが、さすがオーナー小さな教室で一日40人近い生徒を裁いていました。そんな、オーナーが30kmほど離れた、隣町の経営不振の塾の買収をしてきたのです。買収した塾の生徒数3人、講師数3人。つぶれるのもわかる。たまたま、そこで働いていた講師が大学の友達だったので、どんな塾か聞くと、とにかく汚い。塾長の対応が悪いと、あまり良い評判を受けませんでした。
そんなある日、そこの塾にサポートに行くことになりました。行ってびっくり、思ったよりもきれいになっていました。教室をすべてカーペットに変え、講師の休憩室、談話室などきれいにリフォームしていました。また、塾長は生徒に対して講師がいないということもあり、正社員1名、同系の塾で働いていた学生講師を引っ張ってきて、さらに、もとの塾から僕が派遣されることになりました。講師という人材が安定して、働けるようななったことで、経営方針も生徒の勧誘へとシフトしていきました。僕が卒業するころには、40人近くに増えていました。
さて、さて、何故増えたかはなぞですが、塾は口コミで増えます。生徒が好きになってくれれば、生徒は友達を誘います。その生徒が満足すれば、さらに生徒を誘います。用は講師次第なのです。
塾講師暦も3年を迎えて、新たな地で指導を始めたのですが、前の塾とは県も違い、若者の文化もかなり異なっていました。彼らの個性を導くことからはじめました。
生徒の一人で全く学習意欲のない生徒がいました。なので、僕は「やらなきゃ、お金損だよ。」とはっきり言いました。
すると、生徒が「この数学が、社会が、理科が何に役に立つかわからない。」と。
「じゃあ、今日はセブンイレブンの仕事について教える。数学よりも面白いよ。」と、1時間30分セブンイレブンでバイトを始めたら、どんな仕事をやるのか。どんな能力を問われるのか話しました。これは、学校じゃ絶対にできない、塾だけの特権だと思います。しかも、セブンイレブンのバイトに数学の力は使わないかもしれない。けど、無いと困るよ。などなど、実践に沿った話をしました。さらに、「君は勉強は今はできないけど、この先伸びるよ。今、ちょっとやってごらんよ。きっと、この先成功するから」と、意味のなく褒めたら、やってくれた。こっちも数式をノートに書くだけじゃつまらない。つまらないのは生徒も同じなのだ。
そんな新しい塾で、慣れてきた頃、一風変わった塾生が入塾してきました。(続く・・・)