ぶちです。

仕事柄経営者の方々と話す機会が多いのですが、経営者の方が最近非常に注目している『発注先の選定基準』についてお話ししましょう。

私はクライアントや経営者の方によく聞く質問があります。

『数ある同業者の中から仕事を発注する業者を決める基準は何ですか?』

勿論色々な基準がありますが、この1数年特に聞く基準としては

『情報発信にリスクがない業者』

です。業者選定において目星をつけたところのSNSを見て、対外的にネガティブな発言やリスクがありそうな発言をする会社や人との取引は避けるという方が非常に多くなってきました。

私も、クライアントから相談を受けた場合SNSチャックは必ずします。そして内容に問題があったらそれ相応のアドバイスをいたします。

最近は、取引時に会社や代表者あるいはそこの社員などのSNSが本当によくチェックされていますね。

具体的に言うと、こんな書き込みで発注がキャンセルされた(社内でということです)ケースを知っています。

『とある大手小売店(実際は実名表記)に行って商品について説明を受けたら良くわからなかった。社員に商品の教育をすべきだ』

詳細は少し脚色していますがこんな感じです。

事実を言っているだけで特にヤバい感じは受けなかったのですが、何とこれが決定打になって決まりかけていた発注が別の事業者になってしまいました。

取引がうまく行っていれば良いが、もしちょっとでも気に入らない結果になったら都合の良い主張でSNSに発信されそうだという理由でした。

SNSはとても難しいですね。有名なインフルエンサーの中には、ネガティブ発言で時に共感を呼んだりして知名度も更に上がってきますから。

一部のインフルエンサーを除いて、不特定多数が見るかもしれないSNSでのネガティブ発言には十分注意したほうが良いと思います。できれば一切止めるくらいの覚悟で書き込んだほうが良いと思います。そして、過去の問題発言は今のうちにサクッと削除です。

余計なハンディはなるべく軽減しましょう。