大和郡山市 町家物語館 | 張家港でぽんぽん♬

張家港でぽんぽん♬

現在住んでいる中国張家港市での生活と趣味で集めているぐい呑の
ことなどのブログです♪
2015年10月本帰国しました。

洞泉寺町の遊郭跡には何度か訪れていますが、
今回旧川本家住宅が「町家物語館」として開放され
見学できるようになっていました。
ボランティアのガイドさんの詳細な説明付で
見学できるとは、前から入って見たかったので
願ったりかなったりです。
 
旧川本家住宅 1924年
 
美しい千本格子は外からの目隠しの役割があるらしく
一階は三本、二階は二本の子持ち格子になっている
とのことです。

 

 

入口の様子

 

 

 
まずは階段を上って二階、三階から見て回ります。
 
二階の可愛いハート型の窓。桃尻窓というらしいですね。
 
二階の部屋
 
三階へ。
 
三階の明り採り窓。
 
三階は二階より凝った造りになっています。
お金持ちの旦那衆がよく利用されたとか。
 
今となっては見ることがほとんどないガス灯。
 
三階の廊下

 

三階の部屋 
千本格子が子持ちではありませんね。
 
この部屋は凝った造りになっています。
 
戦後は下宿として学生たちに貸されていたようです。
部屋の前に電気メーターを取り付けた跡がありました。
 
当時の生活空間がそのまま残されていました。
神棚に茶箪笥など、ここに住んだ人が偲ばれます。

 

梁に貼られた「結核予防デー」の貼り紙。

 
窓の下に開けられた丸い穴は鉄格子の跡。
なくなっているのは戦中の金属回収令で
放出されたかららしい。

 

二階から三階につながる大階段。

ここに飾られるお雛様が見応えあるらしいです。

 
二階から中庭を覗いたところ。
 
一階の大広間
 
この部屋の凝った組木格子。
 
戦後、下宿業に転じられたということですが、
大工さんや職人さんが競うように造った凝った
意匠が壊されずによく保存されているなぁと
感心しました。

 

裏庭の様子。

 

一階の洗面所

この雰囲気、好きですねぇ。

 

お風呂の天井は高く、

天井の真ん中には河本家の家紋、三つ柏が。

 
中庭の様子。
この空間に惹かれました。

 

中庭を見上げたところ。

 
女性の食器を入れる棚。
名前が貼られ、実際にここに住んだ人が偲ばれます。
 
一階の帳場
 
贅を尽くした豪壮な造りのお屋敷に感心する一面、
ここに住んだ女性たちの過酷な暮らしぶりを思うと
少し物悲しい気分にもなりました。