昔よくお義父さんたちと行っていたお店に
北山のか茂さんというお店があり、創作料理の美味しいお店
だったが、少し前に閉店されたようである。
しかしこちらの乗々さんがその流れを汲むお店ということで、
か茂さんへのオマージュもあり、やってきたのである。
看板
外観
地下の入口
店内
黄緑色のテーブルに魯山人の皿にキースヘリングが
絵を描いたような洒落た取り皿。
お通しのもやし
生ビールで乾杯!
実は5時半開店のところ、
早く着きすぎて表で時間をつぶして喉がカラカラだった。
左 柳下季器さん カセ黒ぐい呑
右 村田幸之介さん 祥瑞一閑人ぐい呑
本日のおすすめ
はものおとし
家内の弟のYさんは東京ではなかなかはもを
食べる機会がないと嘆く。
昨日は芹生さんで炙り、今日は乗々さんでおとしとは。
はも三昧やね。
稚あゆの天ぷら
最初は奇異に感じた黄緑色のテーブルだが、
料理が運ばれてきて、初めて料理や器を引き立てる
色合いであることに気付いた。お寿司のバランの大きいやつ。
とうもろこしの天ぷら
鼠志野の器も綺麗に映える。
なるほど茶色いテーブルだったら同化するかもしれない。
か茂さんへのオマージュで松本酒造の澤屋 まつもと。
か茂さんは桃の滴だったか・・・?
柳下季器さん カセ黒ぐい呑
桃とファアグラのポワレ
これぞ、か茂さんからの逸品でしょう。
次のお酒は静岡県の開運。
左 米澤久さん 伊羅保ぐい呑
右 西川實さん 飛釉流しぐい呑
お義父さんの好物の串かつもちょっと一味違う感じに。
和牛と大海老。
和牛はしょうゆタレか塩で。
大海老はソースかタルタルソースで。
それにしても大海老の頭は上手にフライされていて、
何の抵抗もなくサクサク食べられてしまうとは・・・。
アジのなめろう
なめろうをテーマに換骨脱胎した一品。
ミンチ状にたたくのではなく短冊状のアジに
木の芽味噌が和えられて新しい味わいに。
加茂茄子の田楽
最終的にはお義父さんの好きな八海山へ。
左 河合誓徳さん 瑞松ぐい呑
右 寺池陶秌さん 刷毛目松文ぐい呑
大あさり エスカルゴバター焼き
なるほど、本家エスカルゴより旨いかもしれない。
たいと梅肉の大葉包み揚げ
乗々さんの創作料理、どれも美味しかった。
お義父さん、Yさんとは昔の話や色んな話で盛り上がった。
Yさんに御馳走になった。
家に帰ってみると、昔のか茂さんの名刺が出てきた。
北山のモダンなこの建物が懐かしい。
室町錦あたりにあった系列店のしんなりさんにも
行ったことがある。
現在、か茂の名前はこの乗々さんともう一軒のお店を運営されている、
か茂グループという会社名に昇華されていることを知り、
なぜか嬉しくなった次第。
