最終日の母親学級で、ソーシャルワーカーの方が
保育園への入学手続き方法を説明している時の話。

公共の保育園は入園枠が少なく、なかなか入るのがとても難しい。
おじいちゃんおばあちゃんに頼れない、働く両親には深刻な問題だDASH!

(入園した後、子供たちが使うトイレットペーパーや
 ミネラルウォーターやペンなど親が用意して持っていくらしい。。。
 まあそれはさておき。)

入るための審査には、私は両親の収入で決めるのかと思ってたけど
それだけではなく、両親の職務の時間帯等がポイントとなって、
条件にもなるらしい。

たとえば、両親の仕事がフルタイムなのかパートタイムなのか、
交替制の仕事なのか等々。


そんな話の中、ある妊婦さんが

エクストラコムニターリ(欧州共同体に属さない国の人たちのこと)は
入園しやすいのではないか?
それはおかしい。
知り合いの保育園の先生が、エクストラコムニターリの子供たちが
多すぎイタリア人の子供たちが入園しずらいと不平を言っていた。
というようなことを言った。

イタリアでは移民がとても増え、社会問題になってるのは事実。
もちろん日本人もエクストラコムニターリ。


不法滞在のエクストラコムニターリの問題もあるけど、
ちゃんと滞在許可証を持っていて、仕事をしてイタリアに税金払ってる
人たちもたくさんいる。

ソーシャルワーカーの方は、彼女の質問に
住民票があって、税金を払って、入園枠の審査に通れば
エクストラコムニターリの子供たちも同じ条件で入園できる。
平等であるべきだ。
そういう考えは、差別主義だ!と強く反発した。

質問した妊婦さんは納得がいかず、
ここは私の国で、私の家である。
何でイタリア人が我慢しなくちゃいけないのか?!
怒ってた。

別に悪いことしてないけど、小心者のわたし
エクストラコムニターリオであるので、
心の中で反発しながらも、
ちょっと小さくなっちゃった。

彼女の言い分もよくわかる。
もちろん彼女のような考え方をする人たちもたくさんいるのは知ってる。
こういう考えの保育園の先生にあたったら、他の子と平等な扱いを
うけれないのかな?と自分の子供じゃなくても心配になる。


お腹の中のぴーちゃんは、日本人とイタリア人の血が半分半分。

イタリア人として、そして日本人として
この国でたくましく生きていって欲しいと願うばかり音譜

今後、今までとまた違う形でこの国に関わっていくのだなぁ目

かーちゃんしっかりねチョキチョキ