今日はお休みなので、下の子のお勉強につきあってます。バックグランドミュージックは indigo la Endの新曲「華にブルー」。
子供も、一回聞いて気に入ってリピしてます。
先日、医者という職業の将来像予測をしたのですが、他の業種に比較して基礎的なデータがおおかたネット上に無料で公開されていますよね。
これが、例えば自動車業界の30年後予測とかは、(法規制、EV、自動運転、海外企業との提携、生産台数で圧倒的世界一の中国の動向など)不確定要素が多すぎて、10年後も不透明です。
広告業界もちょっと前までは、電通などは大人気でしたが、なんか雲行きが怪しい(特に電通)ですよね。30年後の予想なんてナンセンスです。
書きながら改めて思ったのは、進学校の進路指導の先生とか、状況をわかった上で、医学部を勧めているのかなあ??ってことです。他業種に比較すれば、大当たりではないけど、ハズレではないということなのかな? でも、世間的な評価は「大当たり」みたいに喧伝されてますよね、、、
前回、「「医療制度改革」は2025年と2040年の間の高齢者比率の上昇が一服する踊り場の時期に、じわじわとわかりにくく、知らないうちに、具体化する可能性が高いと思われる。」と書いたんだけど、先行してじんわりと進行しているのが
地域枠
ですね。
これは、各大学が自主的にやっっているわけでは、当然なくて、厚生労働省と都道府県などの強い意向をうけての制度のようです。
特別枠とかいう名前がついた地域枠では、学費が無料、返納不要の奨学金まで支給されて、自治医大や防衛医大みたいに優遇されます。
こんな優遇された合格枠をゲットしたら、親戚一同の誇りですし、一種のメダルですよね。自己評価も最高でしょう。まあ、昔の感覚なら国費留学生やフルブライト留学みたいもんでしょうか?
でも、実態は全然違うみたいです。いやはや驚きましたよ。一方、厚生労働省の「医師適正配置」への方針が鮮明に見えてきましたよ。
よくまとまったサイトがあるので、ちょっと読んでみてくださいな。
医学部受験「地域枠」の酷い実態…もはや「現代の人身売買」 | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン (gentosha-go.com)
各種情報を、女子親視点で、まとめてみると以下のような実態が。
卒後9年の御礼奉公が地域で義務付けられますが、年齢だと24歳から33歳です。←女子の人生設計にとって大切な時期ですね。
都市部でも、専攻科の決定、専門医の取得、結婚、出産、場合によっては大学院進学と、男子より大変な時期です。
この時期に、僻地勤務って、「ありえなーい」ですよね。そもそも僻地など行っていたら、出会い、結婚自体が困難になります。最優秀の女子に9年間の兵役を課すようなものです。
当然ですが、僻地で必要とされる診療科を選ぶように、(制度からは見えない)圧力があるようです。僻地医療をしながら、(女子に人気の)形成外科を目指すとか、無理そうですよね。ゆるふわ女医なんて、許されそうにないです。
結論としては、たとえ、自分の娘が、地域医療に熱い思いを抱いて、一方親からの経済的自立を求めて、特別枠を目指すとか言い出しても、親として全力で止めます。←こういうのを杞憂と呼ばずしてなんと呼ぶのでしょう、、、