ご飯(お米または糖質)は腹持ちがいいという事が正しいと思っていると痛い目に合うのでは?
今更の話ですが、糖質摂取で胃の動きは止まります
糖反射というものです。随分昔の考えですが、近代医療にも受け継がれています。
一例が(以下転載)
みらい胃・大腸内視鏡クリニック
内視鏡検査で逆流性食道炎と言われたら②
https://www.endoscopyclinic-urawa.com/
逆流性食道炎の治療は一般的には胃酸を抑える薬と過食を控える事と言われています。程度の強い食道炎の場合は私もそうしますが、ほとんどの方は大した炎症もないのに胃酸が上がってくる感じがあり、辛いという状況です。
逆流性食道炎は食べ物で治す!
当クリニックがお勧めする逆流性食道炎の治療は炭水化物や甘いものを摂らない事です。一般的に高脂肪食が逆流性食道炎の原因と考えられていましたが、現在は逆です。高脂肪食の方が消化が良く、胃酸が過剰に分泌されません。
A Low-Carbohydrate/High-Fat Diet for GERD? Aliment Pharmacol Ther 2016 Nov; 44:976ここでも取り上げられていますが、高脂肪食にしたら食道胃逆流症(逆流性食道炎)の薬を中止できたという報告です。
私自身も低炭水化物、高脂肪、高蛋白質の食事をしていますが、それ以前にあった胃酸の上がる感じは皆無になりました。やはり炭水化物は胃の動きを止めて(糖反射)、消化が悪い事による過剰な胃酸分泌により逆流性食道炎になります。昔から言われている脂肪が悪いという常識は覆されつつあります。
以上転載
以下も転載
砂糖による消化不良
https://ameblo.jp/sigue-no1/entry-11731500956.html
糖反射
胃の中に食べものが入ると、胃は消化活動を行うと同時に、およそ15秒に一回の割合で動いて内容物を腸の方へ絞り出す運動を行ないます。
しかし糖分が入ってくると、なぜか胃の動きがピタリと止まるそうです。
この現象は東大で「糖反射」と名付けました。
糖反射は角砂糖5分の1、キャラメル4分の1個程度の量で作用するようです。
順天堂医科大学学長・故有山登氏の研究によると、この現象は胃腸の浸透圧と同じ濃度(5.4%)以上の糖液15ccで現れるという。つまりほんの僅かのお菓子やジュースで簡単に胃は止まるのだそうです。面白いことに、砂糖をチューブで胃を経由せず直接小腸に流し込んだ場合も、やはり胃は収縮運動を止めるそうです。
以下「排泄の科学」より...
胃に入った糖分は、その後唾液や胃液で薄められ、濃度が5.4%以下に下がってから初めて消化吸収活動に乗せられます。
その間この現象は数十分から1時間以上続き、もし甘いものを食前に食べてしまったら、後から入る食物もこの糖反射が解けないうちは無消化のままで胃内に留まることになるようです。
東大で実証された「糖反射」の実験が有ります。被験者に砂糖水を飲ませると、数十秒間、胃腸の働きはピタリと止ります。
反対に塩水を飲ませますと、胃腸の働きは急に活発化します。この糖分を摂ると、細胞の働きが緩慢になる生体反応を東大では、糖反射と名付けました。
なぜこの様な事が起こるかが確定されている訳ではありませんが、多すぎる糖分は、細胞を取囲むと、絶縁物質となり、神経信号の伝達を阻害していると考えられています。
専売塩のイオン交換による化学塩が、純粋すぎるがゆえに生体にとって害が出現する様に、砂糖という純粋物質も生体は過剰な負担を受けるのです。
「多過ぎる糖分」といっても僅か15ccの糖液。
しかも市販の清涼飲料水の糖度は10%前後。恐ろしいことにごく僅かな甘い飲料でも充分糖反射は起きるようです。ここにも砂糖という化学物質を、人体が処理する能力がないという現実が伺えます。
つまり砂糖は人間の食べ物ではないということですね。砂糖が胃や十二指腸に潰瘍をもたらすことはよく知られていたそうです(僕は知りませんでしたが)。
ショ糖の分子は非常に小さいので、浸透圧が高いため空腹時に砂糖が胃に入ると、胃の粘膜が刺激されて胃液の分泌が促進され、また同時に副腎皮質ホルモンも刺激するので更に胃酸が増えます。その結果、胃潰瘍・十二指腸潰瘍が多発につながるようです。
このように胃が一時的に止まるという現象は、胃に食物が長く残ることによる膨満感、食欲不振、腸内で他の栄養を十分に吸収できなくなる、胃酸過多による胃炎や胃潰瘍の危険、そして胃下垂。これらのことから考えると、食前に甘い物を食べるのは非常に良くないということになりますね。