亜鉛欠乏の催奇形 | あけぼのちょう高橋歯科のブログ

20年以上前に, 亜鉛欠乏の催奇形高感受期が器官形成期前半にあることが示されていた

 

 

 

マウスの胎児に及ぼす妊娠期間中の短期亜鉛欠乏食投与の影響 

藤村香織        知立調理師専門学校 

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/eiyogakuzashi1941/56/3/56_3_149/_pdf

 

 

 

今回の実験によって,亜鉛欠乏の催奇形高感受期が器官形成期前半にあることが示されたが,この時 期 はヒ トで は受精後3~5週 に相当 し13),多 くの女性が妊娠 に気がつか ない時期である ことにかんがみ ,妊 娠 の可能性があ る婦人は亜鉛欠乏の予防に十分留意が望まれる。 

 

妊 娠マウスへ の亜鉛欠乏食投与 は,器官形成期前半のわずか4日 間の投与で も強い催奇形 性 を現 し, 後半投与ではほとんど催奇形性がみられず,催 奇形性の高感受期が器官形成早期に存在することが明らかとなり,強 度の発育遅延を伴 う多様 な複合奇形 をもた らす点 に作 因特異性 が認 め られた。