リミスタで、また惠ちゃんが話題にしてた

「東京物語」(笑)

2回観たって言ってましたよね🤭

とにかく2回も観たってことは、

相当気に入ったってことですね‼️


私は舞台は観に行けませんでしたが、


「東京物語」映画版

惠ちゃんを真似て(笑)2回観ました。


本当は、3回目です😅


若かりし頃、めちゃくちゃ映画にハマってた

時期がありまして🥰

話題作、不朽の名作と呼ばれるもの、

観まくってました👍


ただし、戦争もの、日本映画がちと苦手で

主に、1950年代から1980年代くらいまでの

ハリウッド映画が大好物で、

名画座2本立てや、レンタルビデオを

借りまくってましたね🤭

日本映画は、暗い画面、スピード感のない

展開を見てると、眠くなっちゃうので、

その当時は、ほとんど見ませんでした😅


「東京物語」に関しては、

巨匠小津安二郎監督の最高傑作‼️

と言うのは知ってましたから、

一度挑戦してみたんですが、

白黒ということ、俳優たちがカメラ目線で

セリフを喋る、特に笠智衆さんの棒読み

のようなセリフに

がっかりした記憶があります。


昨年の暮れに山田太一さん追悼ドラマで

『今朝の秋』がすごく良くて、

笠智衆さんの私のイメージは違ったものに

なっていたところに


惠ちゃんの一言で、

もう一度観てみようかなって気になって🤭

Amazonプライムで視聴📺


2回目は、1月の終わり、3回目は昨日


私は、どうしても役者重視で見てしまうので😅

まずは役者から


笠智衆さん


なんか若かりし頃に感じた違和感は

なくなっていて、

むしろ笠智衆さんのあの朴訥としたセリフ、

佇まいに唯一無二の平山周吉(父親)が

そこにいました👍


惠ちゃんがファンになったと言う

「永遠の処女」と呼ばれた原節子さん

ほんとに綺麗で、役柄ではありますが、

優しくて思いやりがあって、

惠ちゃんが惚れたのわかります🥰

岸惠子さんといい、原節子さんといい

惠ちゃんは、品のある正統派美女が

お好きなようで、

きっと紀子(戦死した次男の嫁)のような人を

嫁にしたいと思ったのではないかと🤭


私が一番好きだったのは

平山とみ(周吉の妻)を演じた東山千栄子さん❤️


子供のころ、おばあちゃん役で

何度か見かけましたが、

日本新劇俳優協会初代会長だったと、

そんなにすごいお方だったこと、

今初めて知りました👀


惠ちゃんも、言ってましたが

とみの言う「ありとう」の言葉が

なんとも温かくて、かわいくて、

これまた平山とみを演じられる

唯一無二の女優‼️


彼女は、温かい人柄で、笑顔を絶やさない

春風のような人だった。

弱音を吐かず、愚痴や悪口も避ける。

大御所になっても偉ぶらず、若い人に優しく、

いつも一生懸命でおおらかな人だったと

共演した俳優たちが口を揃えて言ったと

あります。


まさしく平山とみ、その人だったわけです🥰


その他の役者さんも、

杉村春子さん、山村聰さん、香川京子さん

などなどそうそうたるメンバーが

脇を固めています。


私は、脇役の良し悪しで、その映画、

ドラマの成功が決まると

勝手に思っているので、

まさに、「東京物語」は、上手い脇役さんを

揃えた時点で、半分成功したと

言えるのでしょう👍


巨匠小津安二郎監督の演出法は

「ローポジション」と

小津作品に出てる役者全員に、

セリフから、動きや視線、テンポに至るまで

指示をしたそうで、まるで操り人形の

ようだったと言った人がいるくらい

役者の自由はなかったようです。


が、結果的に役者一人一人の個性を引き出し、

最高傑作と世界から称賛されているの

ですから、いかに緻密に研究されていたか

ということなのでしょうね。


「東京物語」の内容は、

尾道に暮らす老夫婦は、東京にいる

子供たちを訪ねに行く。

しかし、長男や長女は生活に追われて

上京してきた両親に構う暇もなく、

寂しい思いをさせる。

そんな中、戦死した次男の妻だけが、

取り残された彼らに温かい心遣いを

見せるのだった。


というものです。


それを老夫婦に扮するお二人は、

淡々と演じられていて、

長男の優柔不断さ、長女の身勝手さが

憎らしいほど表現されていて、

だからこそ物悲しく、

身につまされてしまいました😭


私も探偵さんも早くに両親を

亡くしてしまったし、

子供もいないので、

こんな経験をすることはもうないですが🥲


もし、年老いたご両親がいらっしゃる方には、

ぜひ見てもらいたい‼️

そんな作品です。⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5.0