家で軽いナレの録音ぐらいはやりたいなと思い、そこで思い立ったのが防音ボックスでした。

箱に防音スポンジなどをつめるなどして自分で自作するという手もあるなぁと思ったんですが、

最悪改造ベースにすればいいかと思いとりあえず買って試してみることにしました。

さて、実際に届いて組み立ててスマホで音楽を流しながら
マイクで箱のありなしでの変化を録音してみました。

動画をこのためにとろうかと思ったのですが…
結論からいうと、環境ノイズがらみであがってくる
10kHzから上にあるような「サーッ」という高い周波数域のノイズやアンビエンスは少しマシになります。

あんまり大差がないかと思ったんですがノイズ除去を行った場合でも良好な結果を得やすい。これは想像以上でした。
アマのレビューでも高い評価をしている人がいるのも納得はできます。


期待していた防音の効果はあるにはありますが、それなりです。
やはりノイズがとれるような高い周波数域に限られます。

実際にいくつかのスタジオに入ったことがあるひとならわかると思いますが、防音具合と音の響きは密接に関係していて、防音効果が高いということは高域が減衰し、ぬけが悪いように感じたり、防音材によっては周波数特性に癖がでたりします。
個人的には多少デッドな残響と明るい響きをもったスタジオが好みではあります。

防音効果はそれほどないけど高域だけ減衰するというのはあまり音に積極的に影響を与えずに、周辺の余分なアンビエンスをとったり高域ノイズを防ぐという目的に対してはよい結果が得られやすいといえます。

 

ちなみに隙間にダンボールやクリアファイルを挟むと特性が変わり、遮音特性がよくなりますね。

付属のスポンジでの組み見合わせでもある程度の防音効果があるのでよしとしたいところですが、個人的には家の中で録音する関係上、ある程度のはっきりした防音効果もほしいな…と。




そこで吸音材のQonPETを買ってこれにつけかえてみることにしました。

5cmの厚みがあるのでなかなかの存在感で結果としてはやはり防音具合と耐ノイズ性能もなかなかでした。

さすがに箱に向かって叫んだりしたものが周りにもれないとまではいきませんが、

話し声程度であればそれなりに軽減されるという感じ。

周りから聞くと多分正面を向いて話している人が後ろを向いたぐらいの変化かと。

 

しかし吸音材は価格が張るもののやはり効果は抜群ですね。

いまテレワークがらみでマイク、オーディオインターフェイスに続いて防音系のグッズも売れているようです。

部屋のアンビエンスの調整や防音のためにいろいろとまた欲しくなってしまいました。