シナリオの篠崎絵里子さんはこんなに大変だったんだ。
何パターンも書いていたみたいです。
篠崎絵里子さんは「リタとナントカ」でご一緒した
ライターさんです。
時代も現代版まで・・・。
唯一ちばてつやがお願いしたのが、
この映画で燃え尽きるというセリフが入っていたものを
やめてほしいということだったようだ。
やはりシナリオがダメだと映画はダメだね。
「ヤマト」「GANTZ」どちらもシナリオが問題!
以下映画ライター/ 斎藤香さんのコメント。
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映画『あしたのジョー』制作に非難の嵐!
脚本に苦悩・現代版も考えられていた [最新シネマ批評]
ちばてつやの原作漫画は長きにわたり語り継がれてきた傑作。
最初の実写は70年に公開されているので
(ジョー・石橋正次・力石:亀石征一郎・丹下:辰巳柳太郎)
今回の映画はリメイクとなります。
とはいえ、リメイクだし、有名な人気漫画だし……と
トントン拍子に映画化が決まったわけではありません。
企画を立ち上げた伊興田プロデュサーは「最初は、
いろんな人にやるな! と言われましたね。
そこは手を出しちゃいけない……と」。
まわりの助言通り、原作が偉大過ぎたのか、
まったく企画が通らず、映画化はどんどん遠のいて行く。
しかし諦めきれなかった製作陣は
「まず脚本を書いてしまおう!」と思い立ち、
映画『クロサギ』などの脚本を手掛けた篠崎絵里子氏に依頼。
彼女には「企画が通らなかったらギャランティの
半分は自分が出す!」と口説いたそうです。
映画化の見通しもたたないまま、脚本を練る
プロデューサーとシナリオライターは試行錯誤を繰り返す。
なんと『あしたのジョー』現代版も考えられ、
ジョーが育ったドヤ街は、新宿の思い出横町
(別名をしょんべん横町)、ジョーの職業はなんとバーテン!
という脚本も存在したとか。
なにしろ長い原作、ジョーと闘うのは力石だけではありません。
しかし、製作陣はジョー、力石、丹下、葉子のストーリーに
絞り込み脚本を進め、十数回にも及ぶ改稿に次ぐ改稿の果てに、
製作陣と脚本家の執念が実り、映画化決定!
そして曽利文彦監督、山下智久、伊勢谷友介、
香川照之……と次々キャスティングも決まり、
クランクイン!
結果、映画を観た原作のちばてつや氏に
「原作を超えていました」と絶賛される映画になったというわけ。
原作が有名だからといってもササっと映画化できるわけじゃない。
偉大過ぎて映画化できないこともあるのですね。
ちばてつや氏のお墨付きをもらった『あしたのジョー』。
もちろん映画化されたのは、現代が舞台ではなく
原作通り昭和40年が舞台ですよ。(映画ライター/ 斎藤香)
『あしたのジョー』
2月11日公開
監督:曽利文彦
出演:山下智久、伊勢谷友介、香里奈、香川照之、勝矢、
モロ師岡、西田尚美、杉本哲太ほか
(C)2011 高森朝雄・ちばてつや/「あしたのジョー」製作委員会