マンガで原作をしっかり見てから映画見ました。
マンガの段階でドキドキ興味深く読みました。
次いでアニメ版1~12話全部見ました。
原作に忠実ですが、1~10話まで結構
がんばっていましたがラストの部分で
原作から離れて完結編を創った
「玄野星人の巻」で突然ボルテージ下がり、
ガタガタという印象でした。
今回はまさかの実写版。
期待半分、失望半分で恐る恐る見に行った。
全般の印象としてドロドロと鈍く重い印象。
原作漫画ではもっとスピーディーで鋭い。
シャープな印象が出ないだけでダメだと思った。
創りも雑。原作に従っているところもあるんだが、
原作に従いながらホントに大事な部分が抜けている。
岸本恵が全裸で転送されてくるところは原作を忠実に
描いていた。そこまでがよかったかな・・・。
その後の展開は普通の大学生(原作では高校生)
玄野が超人のような力の出るスーツの
能力(潜在能力も含めて)を少しづつ自覚し、
理解していくところがはしょられていて
自力で成長していく部分が抜けているので
「相手を殺すことはいきること」という説得力がなく
ただ殺していくストーリーになっていく。
玄野だけに焦点がいきすぎて(その割に浅い)
仲間の性格が生きておらず全体に薄っぺら。
加藤も弱すぎでいいとこなし。
小島多恵も奥ゆかしくもっと深みのある
キャラクターなのに吉高がやるとチャラチャラした
学生にしか感じない。これが映画のシナリオの
問題だと思うが・・。
唯一西君は原作のイメージにぴったりだった。
演技もいい。ただあまりにあっけなく見つかり
簡単に殺されすぎ・・。
ここは粘らないと後半彼を生かせないだろ!
敵方のネギ星人、田中星人、弱すぎてご都合主義的。
大仏もあっけないが千手観音は強すぎて死んでいないのに
大仏殺してうやむやになってしまってる。
原作で慎重に敵もちゃんと生きた生物という部分を
描いているのに、銃の説明も描いてないから
ロボットや機械を壊すがごとくあっけないから、
「生と死」の大事なテーマが全然抜け落ちている。
この映画はエロ、グロ、とか言っているが
ホントに大事なテーマが抜けているから
そんな部分ばかり目についてしまうんだ。
原作の核の部分を監督がしっかり読みとっていれば
もっといい映画になったはずだ。
たとえば残酷さという部分で言えば「キック・アス」
と比べられると思うんだ。
でも雲泥の差。大事なテーマの欠如だ。
「ガンツ」はチープすぎて映画化しないほうがよかった。
「キック・アス」の監督だったら
素晴らしい「ガンツ」を作れたかもしれない。
パート2は期待はできないが、観るとは思う。