今日は10月11日で残り2週間ちょっと。
やっとここまで来た。
でもまだ26本納品の中14本までしか出来ていない。
リテイク作業と残りの作画などまだまだ山積み。
7本はいまだ原画を作業中。
1本5分で作画枚数は1300~2300枚。
話数によってだいぶ違う。
演技もすべて演出が変わるので
バラエティに富んでいる。

商業アニメーターとアートアニメクリエイターとの競演だ。
クリエイターたちの作品はやはり演技と演出が抜群。
荒削りなところはあるが、動きが素晴らしい。
商業アニメーターはカット割りの映像演出は素晴らしい。
テンポと間、ポーズの決めは長い熟練の技とでもいおうか。
いいものをつくるにはやはり誰でもいいわけじゃなく
人選はそうとう大事だ。
この作品に愛情を持っている人でなければ
出来なかっただろう。
やる前にすべてのクリエイターには必ず確認して
打ち合わせにはいった。

今回の試みはいろいろあって大変だったが、
まずは第1ステップはクリア。
次は2Dと3DCGとの融合を考えている。

以前白組で「ベビー・・・」を3DCGのみで演出したときに
何かしっくりこない物足りなさがあった。
今回2Dの鉛筆画というシンプルな「リタとナントカ」
の監督演出をやってわかってきたことは
3Dだけでも2Dだけでもこれからはダメ。
もちろん2DアニメにもどんどんCGが入ってきているんだけど
キャラクターなどにももっと3DCGが入ってもいいとおもっている。

ただし3DCGといっても「演技」と言うことでは
やはり2Dアニメの熟練の技が必要なんだ。
3DCGをやる作品には出来るだけ2Dのアニメーターが
関わっていく必要を感じてる。

以前からずっと考えているが、
日本国内だけでは製作資金が集まらなくなっている。
やはり今回のように海外までの展開を
視野に入れた制作を考えないとどん詰まりだ。
すると現在の日本のアニメではあまりに
性的で暴力的過ぎる。
今回の「リタとナントカ」はとてもフランスの
コメントが厳しいものが多かったが、
それはNEPでもほかの国でも
安全面などは世界的なビジネスという意味では
共通のものがある。
世界的なコンテンツを作るという勉強は出来た。
もちろん未就学児対象のアニメに関してだけど。

ボクが目指すのはそういうアニメーション。
今の日本でそういうアニメーションが創れる場は
非常に少ない。だから今回の経験は大事にしたい。

今の主流はオタク的な美少女と暴力的なアクション。
見る分には刺激的でわくわくするところはある。
どんどん最近は狭いところでターゲットとして商売している。
これでは先はどん詰まりです。


これから世界に向けたアニメーションを
どんどん作って生きたい。
日本では受けなくても世界を考えたら
まだまだマーケットは存在すると思う。
たくさんの子供たちを楽しませたい。
子供だけでなく若い女性も「かわいい」
と思えるセンスのいいものを提供したい。

だからポストカードにこだわったところもある。