ジェーン・エア配信 

4月1日 ソワレ

 

上白石さん ジェーン 生配信で見ました。

 

素晴らしかったですね!

 

やはりカメラで見ると、客席から見えない細部までよく見ることが出来ました。

 

 

そして上白石萌音さんの歌声も力強かったですね。

ジェーンさんの演技はやはり抑えめなので、カメラで表情がよく見えました。

 

 

オープニングの仙名彩世さんと中井さんが歌うところからワクワク。

 

 

子役の子供達にも感動しました。

あんなに小さいのにプロと並んで歌ったり演技したり。精神年齢が高いと言うか、感心しました。

 

 

ローチェスターの歌の数々も素晴らしかったです。好きな人に冷たくしたり、試したり、そういう形でしか自分の気持ちを伝えられないという、不器用な一面と、

狂った妻に火をつけられて、ジェーンに助けてもらい、SECRET SOUL 歌いながらローチェスターが客席に背を向けてベッドでうなだれているところも配信で初めて知ったので、ローチェスターがとても苦しそうで、ジーンと来ました。

 

 

ローチェスターの貴族の衣装も素敵でしたね。

配信で見て、よりローチェスターの表情や歌詞から気持ちの流れが分かり、舞台で見たときより、泣けました。

 

それから、庭の散歩で落馬した男が、館に帰ってからローチェスターだと解ったところ。

ジェーンはアップであからさまにびっくりした顔していましたね。


 

 

でも相変わらず、ローチェスターに妻がいた知った結婚式の場面では

ウェデイングドレス姿のジェーンは驚くともなく、ショック受けてる感じもなく、

終始表情控えめでしたね。

 

ここはね。やっぱりショックで花束を落として、ジェーンが去った後

ローチェスターがそれを拾うとか、そういう演出が合ったほうが良いなあ。

 

それから彼に別れを告げてベールを脱ぐところも、脱ぎたくない、でも脱がなきゃいけないっていう複雑な表情と言うか、

そういう苦しみがあったら良かったな。

なんか、試合終了で野球帽を脱ぐような感じでした。

 

1幕目の最後のSiren もふたりともパワフルボイスで

メロディーが混ざって素敵でした。

 

樹里咲穂さんは、

厳しい先生や、おとぼけの家政婦や、狂った妻など

タイプの違う役柄をすごく上手に演じていらっしゃいましたね。

 

そして

春野寿美礼さんのリード夫人の最期は

本当に上手い!

最後の最後まで、私は信仰なんて信じない!決して悟らない!

という頑なな叔母さん熱演でした。


 

仙名彩世さんも

歌声といい、イングラム嬢といい、眼鏡の家政婦といい上手かった。

 

 

春風ひとみさんが、

最後に館が燃えたときの情景をセリフで話す時、

貴族の服で颯爽と階段を駆け降りるローチェスターの姿が目に浮かびました!

 

 

音楽も素晴らしかったですね。

 

ワタシは「見える別世界の天使がほほえむ〜」という歌がとっても素敵だと思いました。

子役と一緒にジェーンが歌うところが良かったです。

 

 

それから最後の「brave enough for love」

 

♪The secrets of your heart

Are like the secrets of the house

They have finally been revealed.

 

これは歌に乗せるのがとっても難しい。

つまり、

ローチェスターがジェーンを好きだという気持ちはもう隠せない。

それは、館の謎がついに暴かれたように。 という意味だと推測します。

 

(今回ver.)

「解けた謎が。館も、あなたも 晴れ渡る ついに」。

 

It was a miracle of God

→(松ver.)神の奇跡で

 (今回ver.)神のおぼしめし。

 

 

最後、「Brave enough for love」 では

片目の視力が戻ってきました。というところで、ローチェスターは目を開けるのですね。

そしてその目の前にアデールが居て、

ローチェスターの右眼から涙がぽろりと落ちたのが見えました。

 

 

ヘレンが、二人の間の子供を抱いて出てくるのも素敵な演出ですね。

上白石さんのジェーンが何度もウンウンとうなずいているところが泣けました。

 

何より、ジェーンと分かれて、ローチェスターが目も見えず、体も不自由になり、

一人で庭のベンチに座り毎日ジェーンを想って過ごしていた。 というところが一番泣けます。

 

体が不自由になろうとも、お金がなかろうと、

愛する人と一緒にいることが一番大事。というのが心に染みました。

 

アーカイブ短いですね。

でも音楽といい、ストーリーと良い、演者さん達といい、

素晴らしい作品だと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

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