こんにちは
心理カウンセラーの竜崎ゆきです。
そもそもなんでトラウマなんかの記憶を書き替えることができるのか?なんて感じる人も多いかと思うんだけれども。。。。
今日はそれを脳科学的に説明したいと思います。。。
かなりマニアックだから興味ない人はスルーして
そもそも人間は辛い記憶に関しては思い出せるような脳の仕組みになってます。やっぱり動物として生きていくには危険を察知する能力が必要だからねー
だから、二度と辛い目に合わないように覚えておくという能力があります。で、逆に幸せだった記憶は忘れがちとなります。
で、記憶を覚えておくためには何が脳の中で起こるかなんだけども。。。
過去の記憶は大脳皮質に保管されてます。
で、過去のAという内容の記憶は、大脳皮質で保管されているんですが、そこでは神経細胞どうしが軸索というもので繋がっています。でその接合部は数千から数万のシナプスと呼ばれる神経伝達物質が結合することによって繋がって、情報として保管されてます。
シナプス結合部分を拡大すると
白粒はシナプスね
で、大事なことは
一度その記憶を思い出してみるごとに、そのシナプス結合がゆるまって不安定になることなんです。(不安定ということは情報Aが正確な情報Aではなくなり、他の情報と混ざりやすくなっていくあるいは内容が抜けていくという意味)
もはやAという内容はA+α、あるいはA -β、あるいは全く別のBという内容になってしまうということなのです。
これが思い起こすごとにそうなっていくということで、、「記憶は200パーセント嘘」って心理学では言われますが、、、脳科学的にはこんな理由から、そもそも過去の記憶は正確に覚えていることができなくなるんです。
だから、ここでもし、ある記憶を思い出したときに故意に他の内容を加えていけば、、、全く違った記憶に書き変わえていくことができるんです。
ならば自分にとって楽になる内容をトラウマに加えていけばそのトラウマが消えたり楽になる。
それを利用したのが潜在意識の書き換えです
潜在意識に記憶されたものをいい具合に書き替える。そうするとトラウマがなくなっていく
ところで我々は実はこれ勝手にやってるんですよ
例えば、どうも自分は人から好かれない。。となんとなく思ってた場合。
仲間がこちらを見てすぐ目をそらしたら、(あれ?自分のこと避けてる??)
なんて思っちゃう。あちらはなんとも思ってなくても。
(そういえば、アイツと最近話してないな。。もしかして自分のこと嫌いかも??)
(そういえば、前の日もすれ違った時に何も話してくれなかったな。。)
(嫌われてるに違いない。。そうそう、昔もこんなことあったなぁ。自分はやっぱり人から好かれないのかも。)
となり。。
昔を思い出して、さらに今回の思い込みをプラスして、
やっぱり自分は嫌われモノなんだーー
と強化されていく。。これはネガティブに書き替えられた場合ね。
じゃあ、ポジティブに書き替えられたらどうなるの?というと、これはハッピーに強化されていくのでもう忘れていきます
というわけで、書き替えられる仕組みをお伝えしました〜^ ^
感謝✨