龍一のLINEのアイコンが
ふーちゃんと海辺のツーショット写真に変わっていた
「いつ撮った写真?」
「こないだお母さんとドライブ行った時の写真だよー。」
「いいなー
海に行ったんだ
ふーちゃん、ずるいぞ
私まだクルマに乗せてもらってないんだぞー」
「だって葉子試合で忙しいんだもの。
そうだ、僕がお休みの時は葉子をまた会社まで迎えに行ってあげる!」
付き合い始めのこと
カーシェアで毎回会社までお迎えにきてくれたんだよね
まぁそれが結果的に龍一さんの財政を圧迫してたわけだけれども、、(;^_^A
「いいの?わざわざ大変じゃない?」
「もちろん、いいよ!
だって僕クルマに乗るの大好きだもの。」
「ありがとう」
龍一は早速
カレンダーアプリに
私のお迎えを追加した
「あ、この日は打ち合わせ先から直帰だからお迎えいらないよ」
「ん、了解♪
そっか、まだ葉子は僕の愛車を見てないんだよね。」
「見てないよ」
「今から見に行く?」
「行かない だって酒飲んでるからどうせ乗れないじゃない」
「そっか(笑)」
「マニュアル慣れた?」
「まだ慣れないかなー。
多少ガタガタするけど、葉子、僕の運転嫌いにならないでね。」
う、、、
結構、車酔いするんだよね(;^_^A
「わ、分かった、、」
「女の人ってオープンカー好きじゃないよね。
髪の毛が乱れるとか言って。」
「あらま、龍一さん、女性心理にお詳しいのね」
「ふーんだ(笑)そのぐらい知ってるよーだ。
葉子も嫌い?」
「オープンカー乗ったことない
なんか寒そうね」
「暖房入れるから足元は温かいよ。」
ふーん
そうなんだ
「今度の水曜日葉子練習日でしょ。
僕仕事休みだから
会社から家まで送ってあげる。
それで練習終わったらお迎えに行くから
うちに泊まって。」
家まで送ってくれて
夜また迎えにくるのは大変なんじゃ、、
「練習終わるの21時だよ
遅くなっちゃうよ」
「僕、二連休だから大丈夫!」
そっか
と、いうわけで
いよいよ
龍一さんの愛車とご対面だ