5/6日曜日
ゴールデンウィーク最終日
午前中の用事を終えて
家に戻って昼ごはんを食べながら
田舎のお土産の筍とフキを煮た
フキってあく取りしてスジ取って結構面倒くさいな、、
出汁たっぷりの薄味で煮含めた
龍一は濃い目の味付け好きだからお口に合うかしら、、??
夕方は練習場へ
連絡が終わって片付けが終わるやいなやチームメイトに
「お先!」
と、言って猛ダッシュで体育館をあとにした
龍一は待ち合わせ場所でクルマの中で本を読んでいた
窓ガラスをコンコンとノックすると
龍一がパッと顔を上げた
「久しぶり〜!」
「葉子、田舎で温泉入ってきたの?いいなぁ。
僕は地元のサウナに入ったよ。」
おや、龍一の声がおかしい
田舎に帰っている間、龍一からメールは1通しかこなかった
さては風邪がぶり返して具合が悪くて連絡をあまりよこさなかったんだな
「龍一、具合悪かったんでしょ」
「実は葉子が田舎に帰っている間、熱が出て会社を2日休んじゃったんだ、、」
「今は大丈夫なの?」
「うん。昨日熱下がって出勤して今日は普通だよ。」
「田舎のお土産の筍とフキを煮てきたんだよ。食欲はある?」
「食欲あるよ!フキは大好物だよ!嬉しい!」
「あと、美味しいお味噌を買ってきたんだけど、重いから宅急便で送ってもらうことにした。今度あげるね。」
「お!ありがとう。じゃあその時はクルマでお迎え行かなきゃね。」
「今日は筍しかないから、タンパク質を買って。」
「明日から仕事の葉子のためにステーキでも買って帰るか!」
「いいねぇ
龍一は今日は何してたの?」
「今日は部屋の掃除をして、おばあちゃんの顔を見に行ったよ。」
「優しい孫ね」
途中家に寄って練習着を着替えて、
スーパーでステーキ肉と私のお酒を買って龍一の部屋に着いた
「シャワー浴びる
龍一、肉焼いて!」
「僕もシャワー浴びたいもん。葉子、お肉焼いて!」
冷凍庫にお酒を入れてから2人で順番にシャワーを浴びて
裸で髪を乾かしている私の身体を眺めて龍一が
「葉子の腹筋綺麗、、」
と、言った
「何よ今更、、」
「だって綺麗なんだもん!」
私はお酒、龍一は緑茶で乾杯して
龍一のふとももの上に両足をのせると龍一は私の足を撫でた
「うわ!このフキ、フキの味が濃いよ!こんなの初めて食べた!」
「母親が昨日の朝出る前に採ってくれたんだ」
「こんな美味しいもの食べて育ったら食いしん坊になるわけだよ。」
「悪かったね、、」
「田舎で写真撮った?見せて!」
温泉で食べた天ざる蕎麦の写真を見せた
「この人誰??」
娘の太ももが少しうつっていた
チェック厳しいな
「娘」
「娘さん?娘さん元気なの??」
「、、元気だよ、、?」
「良かったー!!!!
僕、葉子の家で、旦那さんが小さい女の子を抱っこしてる写真を見て、葉子は娘さんのこと一切言わないし旦那さんの死因を聞いてなかったから、もしかして、、もしかして、、交通事故とかで二人を亡くしてるのかもって思って聞けなかったんだよー!!!!
娘さん、元気なんだね???良かった!!!!」
龍一が私を抱きしめた
娘の写真を見たはずなのに何も聞かないからおかしいなーと思っていた
そういう事だったのか
「旦那さんはね、病気だよ
発見した時は手遅れだったんだ」
「そうだったんだね、、辛かったろう、、
娘さんは僕と同じ年ぐらい?」
「龍一よりひとつ上」
娘の誕生日は龍一の誕生日と一日違い
会った時から他人のような気がしないのは
このせいかな
なーんて
「良かった、、葉子が一人ぼっちで生きてきたんじゃなくて、、娘さんと一緒だったんだね。そうかそうかー!」
娘がいることをもっと早く言ってよと言われると思ったのに
変なの、、
兄がいることを、僕にすぐに教えなかったとあんなにフガフガしてしてたのに
「ねぇねぇ、それより葉子、、
さっき葉子のスマホに疑わしい写真が一枚あったんだけど、、」
「え、、どれよ」
「これ、、」
「これ?自撮りよ」
「なんで自撮りなんかするのよ」
「自撮りの練習」
「ペアーズにのせるように撮ったんでしょ、、」
「ペアーズやってません!
だいたい、こんなにしょっちゅう一緒にいていつ浮気するのよ、、」
「そっか。」
ご飯を食べ終えると龍一はササっと食器を洗った
「葉子見て見て!」
龍一がクローゼットから大量のコンドームを出して見せた
「これでしばらく切らさないよ!」
田舎に帰る前、最後の1つだったから2回目を断念したもんね(笑)
龍一は箱から1つコンドームを出して枕の上に置くと
ものすごい勢いでキスをしてきた
龍一くん、、今日はのってるね、、
久しぶりって言ってもこないだしたの月曜日だけどね、、(笑)
龍一と出会ってから
もう何度抱き合っただろう
初めてキスしたとき、まさかの僕のファーストキスです宣言をうけて
夜はどうなることかとハラハラしたけど実際はとてもスムーズだったっけ
龍一のことだから、予習はキチンとしてあったんだろうな
龍一のキスの仕方は私とまったく一緒で
照れくさいような愛しいような
細くてしなやかな龍一の身体
何度も抱き合って
もうすっかり私の一部みたいになってしまった
かわいい私の分身
「龍一、ゴムの数はちゃんと数えておくからね」
龍一は一瞬ポカンとした顔をして
「あ!浮気?葉子、浮気の心配してるの?
僕のケータイの暗証番号はXXXXXXだからいつでも見ていいよ。」
「ケータイなんか見ないよ」
「見ていいよ!」
「見ない」
「見ていいってば!」
龍一が浮気、、
まったく想像できないけど
あるのかなぁ????
人は見かけによらないって言うしな