「駅まで迎えに行くので
会社出る時連絡ください。」
りゅういちが休みの日に
泊まりに行くことになっていた
私の会社からりゅういちの家は近い
30分ぐらいで着ける
「いいよ
迎えに来なくても
寒いし
マップ見れば自分で行けるから」
「行きたいんです。」
定時は17:30だけど
その日は夕方少しバタついて
会社を出たのは18:15だった
「会社出たよ」
「了解です
夜ご飯どうしますか?
食べに行きましょうか?」
「家にあるものでいいよ
私はワインがあればいい」
改札の前に
りゅういちが立っていた
「お疲れ様です。」
「お待たせ」
りゅういちが私のマフラーをずらした
「ん?」
「僕があげたネックレスしてる」
りゅういちがニッコリ笑って私の右手をとった
「どこかに食べに行かなくていいの?」
「いいよ
家でゆっくりしたい
りゅういちの家は会社から近くて楽だなー」
「うちに引越してくれば?」
「あはは」
ワインを買って
りゅういちの家に行った
りゅういちの家はやっぱりキチンと片付いていて
気持ちがいい
うちはカオスだからなー
未だに亡き旦那の物もたくさんとってあるし
そろそろ整理しようかな