朝から、ざーっと降っていた雨が
お昼頃に上がって、青空がでた。
なのでお昼過ぎに仕事場の近くのコンビニまで
ぶらぶらとお散歩ついでに出かけた。
仕事するつもりで仕事場に来たものの
少しだけ、のんびりな午後。
コンビニからの抜け道に出た途端、
見慣れた景色が変わっていた。
抜け道の突き当たりにある家が解体され、
黒土の空き地になっていたのだ。
そこにどんな家が建っていたのかを
まったく思いだせなかったので
一瞬、ぽかんとしてしまう。
あったはずのものがなくなっただけで
何年も見慣れたはずの「景色」すら忘れてしまう。
結局、見ているようで、見ていなかったんだなと
思いながら、その光景を写真に残してきた。
私のブログは、ほぼ、防備録的なものになっていく。
その帰り道に、いくつかの小さな公園をまわる。
東屋でひと休みしようとしたら、
テーブルの上に、ぽつんとおかれた小さな鍵に気がつく。
持ち主がこのテーブルに忘れていったのか
拾った誰かが、このテーブルに置いてくれたのか
公園は無人で、
その分だけ、鍵は、忘れられた感が強くなっている。
「置いてかれちゃったね」
持ち主、困ってないかな。