誕生日に義父母に買ってもらったストライダー。
本人のやる気がびみょーだったり、雨が続いたりであまり乗れてなかったんですが,
久しぶりに乗ったら、そこからメキメキと上達していっています。
運動神経イマイチっぽいし、ビビりだし、そこまでこういう乗り物に興味なさそうだったから、もしかしたら乗れるようにならないかもなあ…なんて思っていたんですが、子どもって本当にあっという間に吸収するんですね。びっくりです。
最初は「椅子に座って足を動かす」っていうこともできなくて、またがって立った状態で歩いているだけだったのに、今はちゃんと座ってるし、結構なスピードも出せる。ほんの少しなら、足を離してバランスを取ることもできるようになりました。
いやー、すごい。子どもってほんとすごい。
最初の願いは、元気に生まれてきてくれればいいって、それだけだったはずなのに、成長して、出来ることが増えるにつれ、親としての望みもどんどん増えていって。
これが出来てほしい、あれはまだ出来ないのか。
周りのあの子はああなのに、どうしてうちはこうなのか。
発達は大丈夫か。検診で引っかからないだろうか。
望みや期待が増すのはある程度仕方のないことかなとも思うし、それ自体が悪いこととも思わない。
でも。
出来たことを喜ぶ、ただそれだけでいいはずなのに、いつの間にか出来ないことばかりを数えていなかったかな。
周りと比べれば比べるほど、娘の出来ることや良いところを忘れていなかったかな。
そんなことをふと思います。
自分の期待や願いを押し付けないこと。それは生まれる前から考えていたことのはずなのに。
思うのは簡単。実行するのは難しい。
子どもが生まれてから、それをより強く実感するようになりました。
「無事に生まれて来てくれれば、あとは全部おまけや」
「勉強できんだって、スポーツできんだって、何ができんだって、元気ならそれでいいやん」
私の母が言っていた言葉です。
そうなんだよな。
「元気に生きてる」それ以上に望むことなんて、本当はないはずなんだよな。
私が言うべきは、「あなたはこれが出来ないんだよ。頑張らなきゃ。」ということではなく、「これが出来るんだよ、すごいね。」っていうことのはず。
なんてたって、まだ3歳。
可能性しかないはずで。
何にも縛られず、自由でいていい年齢のはずで。
もちろん、教えていかなければならないことはたくさんあるけれど、私の不自由な考えに押し込めたらダメなんですよね。
本当は、どーんと構えて、周りと比べず、命に関わること以外には動じず、穏やかで大らかな母でありたいのだけど、そこまで性格を改変するのは難しい…っていうか、無理なのでw
理想は理想として持っておいて、自分の出来る範囲、出来るやり方で、実行していくしかないんだろうなと思います。
今日も明日も明後日も、たぶんイライラするし怒るけど。
その瞬間瞬間のどこか1回でも、最初の気持ちを思い出せるようにしていきたいです。
精神修行の日々は、まだまだ続く…。笑
最後に。
娘のストライダー練習を見学する“みりん”こと“みーちゃん”。
耳の先から尻尾の先まで、すべてが私の癒しです(*´ω`*)