屋外広告看板といえば、デカければデカいほど、

人目に触れることができるのであって、

アメリカの巨大広告にいつも驚かされているのですが…

 

その一方・・

えっなんで??というようなデカさとは真逆を行く看板を設置したのが、

アメリカの生命保険会社MassMutual。

 

競馬好きなら誰もが知っているケンタッキーダービーのスポンサーを

務めるこの会社で、ほぼ誰も見つけられない、

見つけても読めないので広告の価値がないものを設置。

 

なんで???

 

ミニチュアの良さって、近くで見たり、拡大鏡を使って

見ることのより、手先のスゴ技に関心し、興奮するものなのですが、、





そう、競馬といえば、ファンが持参しているものとして双眼鏡がありますよね。

それによって発見してもらおうと言う仕掛けだったのです。

 


では、こんなに、小さな看板を作った理由とは何だろう。。

それは…

「今小さな一歩を踏み出せば、のちに大きな目標を達成できます」

というメッセージをより強く打ち出したいためだったのです。

 

 

調査によると、

アメリカ人全体の中で、将来のマネープランをきちんと立てている人はわずか1/4程度

と言われています。

そのため、老後に困ることのないよう、

お金の使い方をしっかりと考えてもらうため、

同社が打ち出した広告だったのでした。



競馬場のあちらこちらに設置した看板には

「将来は思ったよりすぐにやってきます。お金のプランを立てましょう」

「今小さな一歩を踏み出せば、のちに大きな目標を達成できます」

というメッセージが書かれています。

 

 

 

そして、その看板は

建物の梁部分や天井近くなどに置かれているため、

双眼鏡を使わないと全く読むことができないのです。

人々の興味を掻き立てると同時に、

今のうちに将来を見据えた「小さな」アクションを起こしておけば、

後に大きな財産となるのだということを印象的に訴えかけることに成功。


あえて見えづらくするする手法にグッときた、アメリカの広告でした。

 

こちらをスライドすると、、

例えば、ウォーリーを探せの新刊をPRする場合、

東京ドームの観客席に一人ウォーリーを忍び込ませ、

そして胸に新刊リリースのお知らせを記載する。

 

そんな宣伝プランも考えられますね。