問題!
奥様方に一番人気なサイトといえば、
料理レシピ検索サイトのクックパッド。
現在の利用者数は800万人。2009年の売上は11億円。
レシピ数は65万件、レシピを見るだけなら無料。
なぜ無料なのに、こんなに儲けが出てるの?と思いませんか。
そんなクックパッドには、実は、次の3つの「儲けのカラクリ」あります。
1つ目は広告収入。
2つ目が有料会員制。
レシピを見るのはタダですが、1ヶ月297円払って有料会員になると、
検索した料理が人気順に見られる。
無料で使っていた人が、ついつい297円ならいっか・・・と有料会員に。
現在、全体の7%くらい。
そしてもう一つ、
クックパッドの売り上げで1番多く占めているものがあります。
では、それはどのようなことでしょう?
【答え】
検索されたデータを販売している
【解説】
日本全国に800万人のユーザーを持つクックパッドには、
どんな食材が検索されたのか、データが集まる。
このデータを使えば、いつ・何処で・何がどれだけ検索されたのか
キーワードごとに分かる。
それに関連した商品の売れる場所が予想できる。
これは、企業にとって喉から手が出るほど欲しい情報。
クックパッドは、そんなおいしい情報を売って儲けている。
例えば「この季節ならこの料理」というイメージはあるけど、
実際はどうなんだろう?という疑問に答えてくるサービス。
また、検索ワードの組み合わせで調味料などの関連商品の
売れる場所や時季が予測できる。たとえば、白菜に関心を
持っている人はこういう調味料を使っているなど。
その他に、こんな儲け方も。
『レシピコンテスト』
たとえば、森永乳業の「クリープ」の場合、粉末なので
そのままケーキにかけるといった使われ方は予想していたが、
グラタンや親子丼、スパゲティ、生春巻きなどの使われ方は
予想できなかった。
このコンテストのおかげで、
クリープのホームページ閲覧数は3割もアップ。
なお、クックパッドは依頼してきた企業から
約450万円の手数料を貰っている。