わたしには憧れの先生がいる。
それは、体育教師の渡邉先生。
1年生の時、体育の担当が渡邉先生で、授業でバレーをした時にわたしが下手すぎて先生がつきっきりで教えてくれた。
その時の教え方がすごくやさしくて、かっこよくて。
気付いたら好きになってた。

そして今、2年生になる始業式の日。
クラス表を見ると『担任:渡邉理佐』の文字。

え、うそ。
渡邉先生が担任?えぇ、どうしよう、、

ひとりでアタフタしていると、友達のみーちゃんに話しかけられた。

「ゆいちゃん!同じクラスやで!あと理佐ちゃん担任やん!」
「あ、みーちゃん。うん、どうしよう!」
「どうしようってなんなん?ええやん!
  仲良くなるチャンスやん!」
「まぁそうだけど。」

そんなこと言いながら教室へ向かっていると、後ろから大好きな声が聞こえてきた。
やっぱり大人気で、色んな生徒に声を掛けられている。

「小池さん、小林さんおはよう」
『おはようございます』
「あれ?小林さんなんか顔赤い?」
「え、いやいや、そんなことないです/」

そう?て言いながら覗き込んでくる先生。
それを見てにやにやするみーちゃん。
は、恥ずかしい//

だ、だいじょうぶです!!と言ってひとり先に教室に向かう。
後ろからふたりの笑い声が聞こえた気がするけど、気のせいだと思うことにする。


チャイムが鳴って先生が教室に入ってきた。

「2年1組の担任になりました。渡邉理佐です。
  1年の時も先生のクラスだった子もいるから
  また渡邉かよー。て思ってるかもしれないけどー
  小林さんは初めてだからそんなこと思わないよね?」
「へぇ?!」
「ぼーっとしたらすぐ当てるからね?」
「あ、は、はい//」

みんなにくすくす笑われて、自分の顔が赤いのがわかる。
もう!やだぁ。

それから始業式をして、HRをして、今日は終わり。
部活も今日は休みだからみーちゃんと買い物に行く予定。

帰る準備をしていると先生が教室に入ってきた。

「あれ?理佐ちゃん部活は?
「先生ね。小池さん?」
「はーい。」
「小林さん。朝はごめんね、急に話振っちゃって」
「え、あ、いえ/恥ずかしかったけど、、大丈夫です」
「ふふ、小林さんはほんとかわいいね」

頭をぽんぽんされて、ドキッと心臓が跳ね上がる。

「えぇ?!」

じゃあ気をつけて帰りなね。て今度は頭を撫でられて、もうドキドキの騒ぎじゃない。

放心状態のわたしを横目に、みーちゃんの「きゃーっ」て声だけ聞こえた気がした。



To be continued...?