はーとアトピーと保湿を考える①「保湿してるつもりが逆効果な素材!?」

はーとアトピーと保湿を考える②「クリーム・乳液は何からできている?」

 

の記事の続きです。
 
乳化剤=界面活性剤と皮膚との関係
について。
 
水と油、
元々まじりあわないものの性質を変えて、
水とも油とも混ざるようにするのが役割でした。
 
 
 
 
 
界面活性剤というと
なんだか肌に良くなさそう・・・
 
というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんね。
 
肌のために
「合成界面活性剤は避けてます!」
という方も。
 
さて、イメージはさておき、
実際どのように影響があるのでしょうか??
 
 
それにはまず、
私たちの皮膚の表面のことを・・・
 
元々皮膚には、バリアがあるというお話を聞いたことありますか?
 
講座では時間をとって
じっくりお話する部分ではあるのですが、
私たちの皮膚はいくつもの役割があるのですが、
 
大きな役割の一つに
「外部からの影響から私たちを守る」
という事があります。
 
 
 
 
○外敵(微生物)
○紫外線
○気温変化
 
などなど・・・
 
私たちのカラダに
何か危険なものが入ってこないよう
まさに最前線で防衛線をはっています。
 
 
そのバリアがあるので
 
私たちは、
お風呂に入っても
体の中にどんどん水が入ってきて
膨れてしまう事もないですし(笑)
 
逆に、
乾燥したサウナに入っても
干からびて枯れてしまう事もありません(笑)
 
手にお醤油がついてしまっても
しみこんで取れなくなることもありません(笑)
 
このように、
私たちと「外界」を隔てているもの
でもあります。
 
だから、
簡単になんでも入ってこれないように!
 
基本的に
「皮膚」というのは、
外からは入ってこないように
STOP!を書けるような仕組みになっているのです。
 
ケガなどしたら、皮膚が破れ、
そのバリアが壊れてしまうので
一生懸命体はそこを塞ごうとします。
 
 
それくらい、
隙間があく、穴が開くという事に
体は危機感を持つほど。
 
皮膚の役割が
外から入れないガードの役割が
あるとするなら、
 
実は
「化粧品」が皮膚の奥まで浸透♪とか
有効成分を奥まで届ける!
お肌の栄養分に○○成分を!
なんてことは
健康な皮膚なら、「ない」・・・んですよね。
 
ここは
ちょっと覚えておいていただけると
いいかもしれません。
 
 
※化粧水や保湿剤(油分)の目的は別のところにあります。
 
 
 
本来の体の仕組みでは
それだと危険だから・・・!!
外敵がどんどん入ってきてしまいます。
 
 
 
ただ、
最近の技術には良くも悪くも
それができる方法がありまして・・・
 
 
そのための一つの方法として
乳化剤、界面活性剤が使われることも。
 
 
 
乳化剤の役割は、
混ざり合わない
相反する性質をもった
水と油の表面(界面)に働きかけることで
性質を変えて均一に混ざりやすくすること。
でしたね。
 
 
皮膚のバリアのことを考える上で、
いったい、
ここにどんな問題があるのでしょう??
 
明日に続きますね♪
 
 
 
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