疲労もまた楽しい!
疲れた場合には休んだり寝てしまったりするのが 一番だと思っています。 |
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でも、今の僕みたいに眠れない夜もあったりします よね。 |
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ボーとして心を放擲すると昔のことが頭に浮かんで きます。 |
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母方の"おじいちゃん"と"おばあちゃん"の家。 | |||||
正月のご挨拶から始まって、春休み夏休みと 毎年泊まりに行っていた。 |
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子供の頃からの恒例行事。 |
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会いに行くのが楽しみだった。 | |||||
深い懐に抱かれている気がして寛げた。 | |||||
両親とは違う「雰囲気」を幼いながら感じとっていた。 | |||||
電車に一人で乗れるようになった頃、妹と二人で遊び に行ったことがあった。 |
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好きな食べ物は? と聞かれたので「カレー」と申し向 けた。 |
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僕が初孫なので40歳と4ヶ月で"おばあちゃん"と 呼ばれるようになってしまった彼女が、カレー粉から 作ってくれた。 |
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じゃがいも・たまねぎ・とまと・なす・人参 (あいうえお順)は自家製。 |
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「いかがですか?お味は。」 | |||||
(彼女は僕に対していつも敬語で話し掛けてくれる。 敬語以外耳にした事はないです) |
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けれども、自宅で「ルーのカレー」に慣れている 兄妹には味が馴染まなかった。 |
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別の料理だと思った。 |
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そして 「pon-pieはカレーが好きか?」 と聞く "おじいちゃん"には |
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「はいっ!!」と元気良く、満面の笑顔で答える僕。 | |||||
後に方便と言う言葉と出会う。 |
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妹はと言うと、困ったような泣きそうな笑顔。 | |||||
料理が辛かったと思われたらしい。(一件落着) | |||||
「旨いなあ~カレーは!」 | |||||
食べながら何度も"おじいちゃん"がそう言うので、 不思議そうな顔をしてマジマジと見つめていたと思う。 |
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受験勉強でお世話になったことがある。 | |||||
叔父と叔母が使用していた部屋が空いてて両方使 わせて頂いた。 |
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それぞれ8~10畳の広さの部屋に机と本棚とベット。 | |||||
窓からの見晴らしが良い。 | |||||
他、一見無駄とも思える空間があちこちにあって、 そこには雑誌やバイオリンや見たことのない器具や 昔の生活用品などが雑然と置かれていて面白かった。 |
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朝の時間には、特に集中して勉強した。 | |||||
歩いて数分の畑でとまと、なす、きゅうりなどを採って きて朝食にしてくれた。 |
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祖父に誘われて一緒に採ってきたりもした。 | |||||
鶏卵は近所で飼っている農家の地鶏のものを 選りすぐってくれた。 |
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僕はとまとに砂糖を付けて食べるのが好きだった らしい。 |
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「よくしゃべる子だったけど、とまとと砂糖を与えると 静かになったものだ」 |
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と、祖父は何度も話してはその度に新鮮に笑った。 | |||||
僕が生まれたときの父の"慌てよう"を昨日の事の ように笑いながら祖母は話してくれた。 |
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色々とアドバイスをして頂いたが、それはそのまま 食事とともに僕の心の栄養になっている。 |
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機会があったら当時のことを聞いてみたいと 「かねがね」思っていたけど、もう、それは叶わない。 |
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以上、文章の見直しはしません。書きっぱなしです。。 |