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 女優の戸田恵梨香さんが、人気グループ「嵐」の大野智さんが主演する4月期のフジテレビ“月9”ドラマ「鍵のかかった部屋」に、ヒロイン役で出演することが27日、明らかになった。戸田さんは、純粋でまっすぐな美人弁護士・青砥純子という役どころで、大野さんが演じる主人公・榎本径に密室事件解明の協力を依頼するところからドラマは展開していく。戸田さんと大野さんは初共演で、戸田さんの弁護士役は今回が初めて。

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 同ドラマは、人気ミステリー作家・貴志祐介さんの小説が原作で、大野さん演じる防犯オタクの榎本が密室で起きた殺人事件のトリックを解決していくパズルミステリー。大手警備会社に所属し、日々ひたすらセキュリティー(特に鍵や錠前)の研究に没頭する榎本は、防犯アイテムの知識はもちろんのこと、物理や化学、建築などについてのあらゆる理論にも造詣が深く、「この世に破れない鍵はない」と自信を持つマニアックな男。そんな榎本が、ひょんなことから密室事件の真相解明を依頼され、その鋭い洞察力と集中力で、完全犯罪と思われた事件の解決への糸口を、密室を破ることで見いだしていく……という内容。

 戸田さん演じる純子は、純粋かつ前向きで、それゆえに本能的に行動してしまうため、時に突拍子もない発言をしたり、周囲を巻き込んで迷惑をかけたりするが、どこか憎めない可愛らしさを持つ存在。榎本があまりにマニアックな防犯知識を持ち、鍵や錠前の構造に精通しすぎているため、「実は本職は泥棒なのでは?」と疑うが、一方で謎解きを通して少しずつ榎本の魅力に気づいていく。榎本も純子が垣間見せる可愛らしさに引かれ、互いに気になる存在に発展する。

 戸田さんは「今謎解き作品が増えている中で、この作品はどのように展開し、どのような作風になっていくのか、私も1人の視聴者として楽しみです。皆様に楽しんでいただけるよう、精進してまいります」と意気込んでいる。

 また、フジテレビの小原一隆プロデューサーは、戸田さんの起用について「透明感やポジティブなイメージが、まさに僕の中の純子のイメージと重なりオファーをしました」と明かし、「純子というキャラクターは一癖持っており、これまでの戸田さんとはまた一味違った魅力が見られると思います」と期待を寄せている。戸田さんはこれまで、08年と10年放送の「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命」や、11年放送の「大切なことはすべて君が教えてくれた」などの月9ドラマに出演経験を持つ。