前投稿の『ライオンズゲート』がらみですが、この期間直感に任せて、暑さにめげず思う存分やりたいことをやらせていただいている気がします。

 

 土用の丑の日の神社と水上バスめぐりから端を発し、身近な”都内”での再発見旅が加熱し、1週間前には『神田川周遊クルーズ』をしてきました。

 いくら水辺とはいっても暑い時は暑い!のですが、普段の視点とは違うところから眺める東京めぐりは本当に楽しいものでした。

 日本橋のたもとからスタートして、川にかかる数十本の橋の下をボートで進みながら、その場所々々の歴史エピソードを船長さんがアナウンスしてくれ、日本橋川→神田川→隅田川→日本橋へと巡る川クルーズは、昔はドブ川のようにしか見ていなかった都心の川沿いの再発見と、そこに生活する人々の日常に思いを馳せることができた1時間半となりました。橋の上を行き交う人や別のクルーズ船上の人たちと手を振り合う何気ない行動にしても、とても心に暖かいものが残った感じです。

 浅草橋付近の昔から変わらない懐かしさを感じるような船宿のしんとした風景と、ウミネコの両親に挟まれ見守られる中で「ピー、ピー!」と元気に鳴いていた雛鳥の可愛い姿は、視界がひらけた隅田川から見るスカイツリーやウォーターフロントにそびえ立つビル群との対照性も楽しめたし、電車ではよく通る飯田橋・御茶ノ水・水道橋付近の川からのまた違った眺めも心に沁みてきました。

 

 

 

 

 

 この日の体験にまた味をしめてしまい、今度はこの1週間足らず後、娘が海外出張期間で留守なのをよいことに、前から気になっていた”東京ステーションホテル”に1泊してきました。

 普段の一人旅では専らコストを考慮したビジネスホテルばかり利用するこの頃でしたが、プチ贅沢も本当にやりたいことならば、と、思い切って予約した東京駅の天井ドーム部分に位置する部屋は、思い描いていた通り素晴らしいラグジュアリー空間を独り占め出来るものでした✨歴史を感じさせる場所でまるでヨーロッパの聖堂の中にいるような感覚にもなり、まだ予定していない海外への旅の想いをつのらせると共に、近場でも遠くに旅している錯覚をさせてくれるようでした。

 部屋からは駅の改札を行き交う人たちの姿を眺められ、深夜はシンと静まり返り、ガランとした中に照明だけが灯った改札口を眼下にし、早朝には駅舎の外に出て、まだ人もまばらな皇居方面に続いていく道を散歩するという、普段では出来ないことができたこの1泊でした。美味しいと言われるホテルの豪華な朝食は今回パスしましたが、事前に買っておいた『エシレ』の味わい深いクロワッサンなどのパンと、備え付けのコーヒーで十分贅沢だと感じる朝食を部屋でとり、前の日の夜は久しぶりに『牛タンの伊達』で大好きな牛タンを味わい、お腹を満たしました。

 こうして夢のようなホテル滞在を心ゆくまで楽しみ、チェックアウト時フロントの方に感想を聞かれた時にも、

「とても良かったです!また必ず泊まりに来ます!」と心からの気持ちで答えた私でした。

 

 

 今夏は本当に暑さが尋常ではない感じなので、あれもこれも見たい知りたい!と歩き回るいつもの私の旅スタイルでは死んでしまうかも・・・と、遠出の旅を控えるしかないかと考えていたところ、思いがけない近場での素敵な経験をすることが叶いました。

 幸せは、まだ見知らぬ遠い場所にも、見知った近い処にも、もちろん日常近所を歩きながら何気なく見わたす風景にも見つけることができるのだな、とあらためて感じている、この暑い夏の毎日です。

 

 

 

 

 

 

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